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「ニラ」実はスイセンでした 誤って販売、2人食中毒

福島民友新聞 5月12日(火)13時15分配信

 県は11日、南会津町の農産物直売所「よってーけやれー南郷直売所」で販売した「南会津産ニラ」が、有毒植物のスイセンだったと発表した。直売所は全4束を販売しており、残り3束の自主回収を始めた。購入して食べた南会津地域の50代の夫婦2人が嘔吐(おうと)の症状を訴え、食中毒と断定された。
 県によると、自主回収しているのは、同地域の80代女性が自宅の畑で生産し、今月6、9日に販売した商品。直売所を運営する星勝行木伏地区営農改善組合長は「ニラ近くに植えられたスイセンが誤って混入した可能性がある」とし、「再発防止のため生産者に注意を徹底する」と述べた。
 症状を訴えた夫婦は9日に商品を購入。いずれも食事後すぐに嘔吐したため、11日に南会津保健所に届け出た。妻は通院したが、2人とも回復している。

福島民友新聞

最終更新:5月12日(火)13時15分

福島民友新聞

 

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