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都立公園・庭園 ドローンの飛行を禁止
5月12日 13時11分

各地で小型の無人機「ドローン」が落下する事故が相次いでいることを受けて、東京都はすべての都立公園と都立庭園でドローンを飛ばすことなどを禁止しました。
小型の無人機「ドローン」を巡っては、先月22日に総理大臣官邸の屋上で見つかり福井県の男が威力業務妨害の疑いで逮捕されたほか、今月9日には長野市の善光寺で御開帳の行事のさなかに境内に落ちるなど各地で落下事故が相次いでいます。
しかし、空港の周辺を除いて旅客機の飛行ルートにかかる地域でも、高さ150メートル未満についてはドローンの飛行を直接、禁止する法律はありません。
このため、東京都は都内に81ある都立公園と都立庭園でドローンが落下した場合、利用者に危険が及ぶおそれがあるとして、先月末から条例に基づいて園内でドローンを飛ばすことなどを禁止しました。都はこれまで無線操縦で動かすおもちゃの飛行機なども園内で飛ばすことを禁止していましたが、ドローンの相次ぐ落下事故を受けて、新たに禁止の対象に加えたということです。
条例では、違反した場合5万円以下の過料を科すことができますが、東京都公園課は「今のところ過料を科すことまでは考えていないが、ドローンを飛ばさないよう注意を呼びかけ、利用者の安全を確保していきたい」と話しています。

代々木公園では

これについて東京の代々木公園で聞いたところ規制に理解を示す声がある一方、どこで飛ばせばよいのか疑問を感じるなどという反応が出ていました。
このうち、足立区の60代の女性は「操縦ミスで公園に落ちてくるとけがをする危険があり、ある程度の規制はやむをえないのではないか」と話していました。
新宿区の24歳の女性は「これまでにドローンを巡ってはいろんなことがあったので規制されるのはしかたがないが、ドローンを持っている人は一体どこだったら飛ばすことができるのか疑問だ」と話していました。
渋谷区に住む16歳の男性は「規制されるのはよく分からない。規制されると使える場所がなくなり、何のためにドローンが開発されたのか意味がなくなると思う」と話していました。

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