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箱根町 温泉供給施設の立ち入り許可巡り協議5月11日 19時42分
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神奈川県箱根町は、箱根山の大涌谷にある温泉供給施設への立ち入りを許可するかどうかについて、国土地理院による新たな解析結果などを踏まえて協議を続けています。
箱根山の大涌谷には、管理会社の箱根温泉供給会社が温泉を供給する装置を設置していて、仙石原や強羅にある旅館や住宅などおよそ400軒に送っています。
会社によりますと、装置には硫黄などの温泉の成分が付着してしまうため毎日欠かさずにメンテナンスを行う必要がありますが、箱根町は安全が確保できないことから9日から管理会社の立ち入りを認めておらず、メンテナンスをできない状態が続いています。
箱根町は、国土地理院による新たな解析の結果が出たことなどを受けて、温泉供給施設への立ち入りを許可するかどうか、夕方から町の職員が神奈川県温泉地学研究所に出向いて関係機関と協議を行いました。
協議には神奈川県や気象庁の担当者のほか専門家も出席し、作業の安全性が確保されているかどうか話し合いました。
町はこのあと、幹部で今後の対応について協議し、12日以降、温泉供給施設への立ち入りを許可するかどうか判断することにしています。
管理会社が旅館などに確認したところ、これまでに温泉が出なくなったなどという連絡は入っていないということです。
箱根山の大涌谷周辺で火山ガスの分析を継続的に行っていて、11日の協議にも出席した東海大学の大場武教授は「規制の続く大涌谷周辺から1キロ離れた場所でも、火山ガスに含まれる二酸化炭素の割合が増えていることを報告した。国土地理院が示した新たなデータでも山が膨張しているのが分かった。今も危険な状況が続いていて、メンテナンスのために立ち入りができる状況ではないという印象を受けた」と話していました。
会社によりますと、装置には硫黄などの温泉の成分が付着してしまうため毎日欠かさずにメンテナンスを行う必要がありますが、箱根町は安全が確保できないことから9日から管理会社の立ち入りを認めておらず、メンテナンスをできない状態が続いています。
箱根町は、国土地理院による新たな解析の結果が出たことなどを受けて、温泉供給施設への立ち入りを許可するかどうか、夕方から町の職員が神奈川県温泉地学研究所に出向いて関係機関と協議を行いました。
協議には神奈川県や気象庁の担当者のほか専門家も出席し、作業の安全性が確保されているかどうか話し合いました。
町はこのあと、幹部で今後の対応について協議し、12日以降、温泉供給施設への立ち入りを許可するかどうか判断することにしています。
管理会社が旅館などに確認したところ、これまでに温泉が出なくなったなどという連絡は入っていないということです。
箱根山の大涌谷周辺で火山ガスの分析を継続的に行っていて、11日の協議にも出席した東海大学の大場武教授は「規制の続く大涌谷周辺から1キロ離れた場所でも、火山ガスに含まれる二酸化炭素の割合が増えていることを報告した。国土地理院が示した新たなデータでも山が膨張しているのが分かった。今も危険な状況が続いていて、メンテナンスのために立ち入りができる状況ではないという印象を受けた」と話していました。