3月25日に大学を卒業し、翌日から東京に来て早くも1ヶ月が過ぎたのですが
この1ヶ月とその前からで思ったことを書こうと思います。
実際東京に来始めていたのは2月の中旬くらいからで、その頃から熊本と東京で
とても大きな違いがあるなと感じていました。
それは「情報格差」です。
戦後、インターネットは人と人をつなぐ媒体として大きな発展を遂げて、今ではどこの会社にも不可欠なツールとなりました。
東京での出来事でも北海道の出来事でも、果てはブラジルやイギリスなどの海外のこともその日のうちにわかるようになり、家にいながら世界中どこの情報でも知ることができます。
この発展によって人々は今までの自分の価値観だけでなく、様々な人の価値観を触れることができ、誰もがよりよく生きるために考える機会が生まれたように思います。
この側面を見ると情報格差は縮まったように思われますが、実際のその土地での雰囲気を掴み取ることは今もできないと僕は感じています。
もうすぐ引っ越してしまいますが、東京に来てからのここ1ヶ月は友人の紹介でリバ邸六本木に住んでおりました。
リバ邸六本木やリバ邸について、詳しくはこちらをご覧ください。
リバ邸は多種多様な人々が訪れてとても面白い場所です。
僕はリバ邸に来てからのこの1ヶ月、今まで熊本にいたときには周りにいなかったような色んな面白い人と出会いました。
大企業の会長、学生のうちから起業している人、ロケット産業に興味がある人、おにぎり作ってる人、虫好きな人、元ヤン、中退して起業してる人などなど、よくわからない人からウルトラスペックの人まで色んな人がいます。
僕の住んでいるリバ邸が六本木に位置していることもありますが、僕の環境はでガラッと変わり、入ってくる情報と感じ取れる雰囲気も大きく変化しました。
ここで僕は凄まじい情報格差と経験(体験)格差を感じました。
教育学部だったということもあるかもしれませんが、熊本にいた時は、周りに学生のうちから起業しようとする人なんて一人もおらず、皆就職活動をして、どこか既存の企業に入るのが普通で、大学時代にやっていた勉強とかけ離れた職業につく、なんてことも不思議ではありませんでした。
それがこちらに来てみるとどうでしょう。
多くの学生が大学1年の頃から興味のあるベンチャー企業にインターンに行って経験を積んでおり、近くの飲み屋に行けば普段会えないような凄い人と話すこともできる。
そしてありようによっては仲間と一緒に起業する道を歩む学生もいる。
また、ベンチャー企業という言葉は知っていたものの、そのスピード感や雰囲気などは感じとれたことはありません。
特に渋谷界隈はベンチャー企業が固まっていて、どこも成長意欲にあふれています。
これだけの熱気がありながらも、熊本にいたら結局「自分とは関係のないこと」だと認識してしまいますね。
僕の場合は友人が今の道を切り開いてくれました。とても感謝しています。
この情報格差と体験格差による機会損失の差は大きく、改善の余地がまだまだあるでしょう。しかし、今はまだ地方の学生は受け身ではなかなか新しい分野・業界の話は入ってきません。自分で興味を持って調べなければ知ることはできないでしょう。
これからの人々がちゃんと選択して「自分の人生」を送るためにもこの情報格差は少しでも縮んでいけるように僕からも発信したいと思います。
これを読む学生の方々が、自分の人生でまだ知らない新しい分野に目を通して、新しい情報をうまく扱うことを願います。