脱北者団体 再び北朝鮮非難ビラ散布=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表は22日、北朝鮮体制を非難するビラなどを風船につけて21日に北朝鮮側へ飛ばしたと明らかにした。

 風船にはビラ15万枚のほか、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の暗殺計画を描いた米映画「ザ・インタビュー」のDVDやUSBの計5000セットも付けたという。GPS(衛星利用測位システム)をつけ、北朝鮮側まで飛んだことを確認したが、「非武装地帯(DMZ)を越えると衛星信号が捉えられず、それ以上は追跡できなかった」と伝えた。

 ビラ散布をめぐっては風船が北朝鮮側まで届かないなど実効性がなく、「見せかけのイベント」との指摘が出ていた。

 朴氏は近く、再びビラを散布する意向を示した。

 韓国海軍の哨戒艦「天安」沈没事件から5年を迎え、南北の緊張の高まりから中断していた脱北者団体のビラ散布は今月に入って再開された。北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」は「われわれの忍耐と自制力も限界点を超えている」と威嚇するなど、強く反発している。

 韓国国防部は20日の国会報告で、ビラを散布している地域に近い北朝鮮側では北朝鮮軍の高射銃や砲兵などの訓練が活発に行われているとして、北朝鮮がビラ散布への対応態勢を強化したと明らかにした。

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