セウォル号の引き揚げを正式決定 9月にも着手=韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は22日、昨年4月に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の船体の引き揚げを正式に決定した。早ければ9月にも海上作業に取り掛かる。 

 引き揚げ決定を受け、海洋水産部は業者選定を進める方針だ。引き揚げ作業を迅速に推進するため、部内に担当部署を設置する。

 引き揚げは船体を切断せずに行う。期間は12~18カ月、費用は1000億~1500億ウォン(約110億~165億円)かかるという。

 沈没事故では295人が死亡し、9人が依然として行方不明となっている。遺族と行方不明者の家族らは船内にあるとされる遺体の収容や事故の原因究明などのため、船体を切断せずにそのまま引き揚げることを強く求めている。

 韓国政府は当初、費用や技術面の問題から引き揚げに難色を示したが、引き揚げを求める世論が高まり、技術的に可能かどうかの調査を実施。当局は今月10日、船体の引き揚げは技術的に可能で、海底に横たわっている状態のまま丸ごと引き揚げる方法が有力だとする研究結果を発表した。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は事故から1年となる同16日、事故海域に近い珍島・彭木港を訪れ、「できるだけ早く船体の引き揚げに取り掛かりたい」と述べていた。

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