【社説】朴政権6人目の新首相、無事願う韓国国民

 21日、訪問先のペルーで李完九(イ・ワング)首相の辞意を受け入れた朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、再度新たな首相選びに取り組まなければならなくなった。李氏の首相就任からわずか63日、また朴大統領も就任からわずか2年と少ししかたっていない中、6人目の首相候補にどのような人物の名前が上がるか、あらためて国民の関心が高まっている。李氏は2013年に行われた国会議員の再選挙・補欠選挙の際、与党セヌリ党の前国会議員で建設・開発会社前会長の成完鍾(ソン・ワンジョン)氏から3000万ウォン(現在のレートで約330万円)の現金を受け取った疑惑が表面化し、またこの問題について説明する際にも虚偽の説明を行い、混乱を拡大させた。李氏は一連の責任を取り、20日に辞任を表明した。

 首相は大統領が国内不在の時には大統領の職務を代行すべき立場にある。ところが今回、大統領の外遊中に首相が辞意を表明し、大統領がこれを受け入れる形となった。これは大韓民国が建国されて以来初めてのことだ。このような異常事態を招くということだけでも、今の政権が正常な形で運営されていない証しといえるのではないか。

 李氏が本当に3000万ウォンの現金を受け取ったかどうかについては、現時点でまだ確認されていない。それにもかかわらず、李氏は首相職から退かざるを得なくなった。現職の首相として腐敗のスキャンダルに関係したこと自体がかつてないことであり、また不名誉なことだ。特にここ10日ほどの間、李氏は成氏との関係など問題の核心について何度も説明を変え、その結果国民の信頼も完全に失ってしまった。

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