中学生が深夜、父親の車に友人を乗せて運転し、急坂で100メートル以上も転落する事故を起こしたが、2人ともシートベルトを着用していたため助かった。
忠清北道永同警察署と永同消防署によると、同道永同郡に住む男子中学生(15)は、今月17日午後9時40分ごろ、自宅から父親の車のキーをひそかに持ち出し、友人(15)を乗せて運転を始めた。
無免許で30キロほど運転し、永同郡や隣接する全羅北道茂朱郡を回っていた男子生徒は、永同郡竜化面から鶴山面に向かっていた午後10時30分ごろ、海抜450メートルの峠付近の下り坂で、運転技術が未熟なため崖から転落した。現場の路肩にはセメント製の縁石や、人の腰の高さの鉄製ガードレールが設けられていたが、車はこれらを乗り越え、崖下に転落した。現場の調査を行った永同警察署の関係者は「事故現場を見ると、運転経験がない男子中学生が、真っ暗な中で峠のカーブに差し掛かり、あわててブレーキを踏もうとして、誤ってアクセルを踏んだものと考えられる」と話した。
男子中学生が運転していた車は、70度ほどの急斜面を120メートルほど転がり落ち、原形をとどめないほど大破した。男子中学生は携帯電話で父親に事故について知らせ、通報を受けた救急隊が約20分にわたる捜索の末、男子中学生たちを発見した。救急隊が到着したとき、男子中学生たちはすり傷や足の骨折などのけがを負い、泣いていたという。
警察は「木々がクッションの役目を果たした上、事故車両が斜面を滑るように転落し、途中で転覆したため被害が軽減されたが、命が助かった第1の要因は、シートベルトを着用していたことだ。シートベルトの重要性をあらためて示した典型的な事故だ」と説明した。