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川内原発 再稼働差し止め認めない決定
4月22日 10時05分

鹿児島県にある川内原子力発電所の1号機と2号機について、鹿児島地方裁判所は、再稼働に反対する住民が行った仮処分の申し立てを退ける決定を出しました。
先週には福井地方裁判所が高浜原発3号機と4号機の再稼働を認めない仮処分の決定を出していて、国の新しい基準の審査に合格した2か所の原発を巡って、裁判所の判断が分かれました。
鹿児島県の川内原発1号機と2号機について、鹿児島県、熊本県、宮崎県の住民12人は、「地震や巨大な噴火で深刻な事故が起きるおそれがある」などとして、裁判所に仮処分を申し立て、再稼働させないよう求めました。
これに対して九州電力は、「想定される地震に対して十分な安全性があり、巨大噴火の可能性も極めて低い」などと反論していました。
22日、鹿児島地方裁判所は住民の申し立てを退ける決定を出しました。
川内原発1号機と2号機は、原子力規制委員会から新しい規制基準に適合していると認められ、九州電力は全国の原発で最も早いことし7月の再稼働を目指しています。
原発の再稼働についての仮処分では今月14日、福井地方裁判所が関西電力に対し高浜原発3号機と4号機の再稼働を認めない決定を出しています。
新しい基準の審査に合格した川内原発と高浜原発を巡って、裁判所の判断が分かれました。

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