甲状腺がん仕組み解明、秋田大 2遺伝子が機能失い発症

2015年4月17日 01:05
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 健常な甲状腺(左)と2遺伝子の異常でがんを発症した甲状腺(中央)。右の写真では、がん細胞(矢印)が血管内に入り込んでいる(佐々木雄彦教授提供)

 健常な甲状腺(左)と2遺伝子の異常でがんを発症した甲状腺(中央)。右の写真では、がん細胞(矢印)が血管内に入り込んでいる(佐々木雄彦教授提供)

 甲状腺がんは、がんを抑える2種類の遺伝子が機能を失うことによって発症する仕組みを発見したと佐々木雄彦秋田大教授(医科学)らのチームが16日付の米医学誌に発表した。

 2種類のうち、がんを抑える「主ブレーキ役」は回復できないが「補助ブレーキ役」の働きは薬剤で回復できることを、共同研究先の米ハーバード大が確認した。治療薬開発に道を開く成果として注目される。

 二つの遺伝子は乳がんや前立腺がんで機能が低下する「INPP4B」と、多くのがん細胞で欠損する「PTEN」。チームは、これらの遺伝子を操作したマウスを作り甲状腺を分析した。(共同通信)

沖縄タイムス+プラスの更新情報を受け取る

[社会・くらし] のニュースランキング

カヌー転覆させ拘束、沖合に連行…反発強まる辺野古沖

【名護】新基地建設作業が進む名護市辺野古沖で...

大浦湾にジュゴン食み跡 市民団体調査 35本以上確認

【名護】名護市の大浦湾で15日、ジュゴンが海...

アシアナ機、下降気流が影響か 30m低く飛行

広島空港でソウル発のアシアナ航空機が着陸に失...

国道58号と西海岸結ぶ市道開通 宜野湾

【宜野湾】大山小学校のそばから、国道58号と...

明日の天気:おおむね晴れる

15日の沖縄地方は、高気圧に覆われておおむね晴れる。 沿岸の海域は、沖縄本島地方や宮古島地方、大東島地方では波が...

[医療・健康] のニュースランキング

沖縄でも増加、逆流性食道炎 その原因は?

胃酸や十二指腸液が食道に逆流することで食道の...

川崎の大学病院、専門医指定不正取得か 

川崎市の聖マリアンナ医科大病院の医師が「精神保健指定医」の専門資格を不正取得した疑いがあることが判明。(共同通信)

不正で指定医資格20人取り消し 聖マリアンナ医大病院

聖マリアンナ医大病院(川崎市)の医師が精神保...

聖マリアンナ医大病院指定医20人取り消し 

聖マリアンナ医大病院の医師が指定医の資格を不正に取得したとして、厚労省は医師20人の資格取り消し決定。(共同通信)

専門医指定11人が不正取得か 聖マリアンナ医大病院

川崎市にある聖マリアンナ医科大病院の11人の...

関連ニュース

最新ニュース速報

4月17日(金) 紙面

最新のコメント