座談会に参加したのは、将棋担当の深松真司、佐藤圭司、村瀬信也の各記者
2015年4月16日15時48分
将棋のプロ棋士とコンピューターソフトの五番勝負「電王戦FINAL(ファイナル)」は、棋士側の初の勝ち越しで幕を閉じた。団体戦形式はこれが最後。「コンピューターと人間との関係を問う」目的で4回続いた電王戦で何を感じたか。取材した担当記者3人が振り返った。
深松 コンピューターはどこまで棋士に迫ったのか。電王戦はその実力を測るため、2012年1月に始まった。開始から終局までネット中継され、多い時は約80万人が視聴した。将棋を知らない人も引きつけた。
佐藤 第1回の直前、米長邦雄永世棋聖(2012年12月死去)からの年賀状に「一月十四日のコンピュータ対局が気になって何も手につきません。応援よろしく」と書かれていた。その時は、まさかここまで世間の耳目を集めるイベントになるとは思わなかった。米長さんの時流を感じ取る機敏さに改めて感心する。
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