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2015-04-13 速報!!中国の軍事費驚異的な伸び続ける!ついに日本の3倍超に!

[]速報!!中国の軍事費驚異的な伸び続ける!ついに日本の3倍超に!(SIPRI速報値) 18:37

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は13日、2014年の世界の軍事費(一部推計値)について発表しました。

 その速報値によれば、2014年日本はインドとドイツを下回り、13年の7位から9位に後退しました。

 国別の軍事支出では、世界最大の米国が13年比で6・5%減らす中、第2位の中国が同9・7%増。第3位のロシアも同8・1%増となり、第4位のサウジアラビアは、中東情勢の流動化を受け、同17%増となりました。

(参考記事)

14年軍事費、日本は9位に後退 中ロ急増

2015/4/13 9:37

 【ロンドン=共同】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は13日、2014年の世界の軍事費(一部推計値)について発表した。日本はインドとドイツを下回り、13年の7位から9位に後退した。中国は13年比9.7%、ロシアは同8.1%も急増したと推計した。

 05年と比べると、中国は167%、ロシアは97%、インドは39%、韓国は34%の増加だったのに対し、日本は3.7%減少した。円安が影響したとみられるが、アジアの中で相対的低下が目立つ。財政支出の削減を進める米国は05年比で0.4%減った。

 世界全体の軍事費に占める割合は、1位の米国が34%にまで低下する一方、2位の中国が12%に伸長。3位のロシアは4.8%、4位のサウジアラビアは4.5%。

(後略)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM13H2P_T10C15A4EB2000/?dg=1

2015.4.13 09:59

世界の軍事支出 中国が突出、伸びが世界最高9・7%増 ロシアも8・1% SIPRI報告

 【ロンドン=内藤泰朗】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は13日、2014年の世界の軍事支出に関する報告書を発表した。世界の軍事支出は3年連続で減少し、前年比0・4%減の総額1兆7760億ドル(約213兆円)だったが、中露などの増加が目立った。

 国別の軍事支出では、世界最大の米国が13年比で6・5%減らす中、第2位の中国が同9・7%増。第3位のロシアも同8・1%増となった。第4位のサウジアラビアは、中東情勢の流動化を受け、同17%増となった。

 10年前の05年と14年の比較では、米国が0・4%減らしたのに対し、中国が167%増と、伸び率で世界最高。世界の軍事費構成比でも、1位の米国が34%と減少傾向だったのに対し、2位の中国が12%に伸長した。

 報告書は、中国の軍事支出増を受け、アジア太平洋地域での軍拡傾向を指摘。13年比でみると、オーストラリアが6・7%増のほか、南シナ海問題を抱えるベトナムも同9・6%増だった。韓国とインドも増加した。

(後略)

http://www.sankei.com/world/news/150413/wor1504130014-n1.html

 ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は、ネットで軍事データベースも最新データに更新、公開しました。

SIPRI Military Expenditure Database

http://www.sipri.org/research/armaments/milex/milex_database

 データベースでは、1989年から過去26年間の各国の軍事費の推移が米ドル換算(単位:100万米ドル)で示されています。

 SIPRIのデータベースより、1989(平成元)年より昨年までの26年間の日本と中国の軍事費推移を図表にしてみます。

■表1:日本と中国の軍事費推移(1989−2014)(単位:100万米ドル)

CountryChinaJapan
1989_18,263_46,585
1990_19,735_47,810
1991_20,732_49,392
1992_25,202_52,482
1993_23,368_54,605
1994_22,329_56,181
1995_22,992_56,827
1996_25,345_57,123
1997_26,251_56,984
1998_29,819_57,724
1999_34,364_59,428
2000_36,995_60,284
2001_45,367_60,249
2002_52,769_60,954
2003_57,325_61,459
2004_63,503_61,200
2005_71,425_61,288
2006_83,850_60,891
2007_96,702_60,574
2008106,592_59,139
2009128,701_59,735
2010136,220_59,003
2011147,258_60,452
2012161,409_60,017
2013174,047_59,396
2014190,974_59,033

■図1:日本と中国の軍事費推移(1989−2014)(単位:100万米ドル)

f:id:kibashiri:20150413153216p:image:w640

 この26年間で日本はほぼ横ばいの1.27倍(46,585百万ドルから59,033百万ドル)なのに対し、中国の軍事費は実に10.46倍(18,263百万ドルから190,974百万ドル)と、驚異的な伸びを示しています。

 結果、日本と中国の二国間の軍事費の割合は、1989年時には日本が圧倒していたのが、2003、4年ごろに両者は並び、2014年では中国の軍事費が日本を圧倒しています。

■図2:日本と中国の軍事費の割合(1989、2003、2014)(単位:100万米ドル)

f:id:kibashiri:20150413161457p:image:w640

 そしてついに昨年。中国の軍事費は日本の3倍を越えたのであります。

■図3:日本と中国の軍事費比較(1989、2003、2014)

f:id:kibashiri:20150413170204p:image:w640

 ・・・

 すごいペースです。

 日本はこの驚異的なペースで軍備拡張をし続けている中国にいかに対処していくべきか、集団的自衛権も含めた法整備が急がれるわけです。

 この冷徹な現実を前に、一国平和主義などと呑気な寝言のような夢想主義を唱えていても仕方がありません。

 とわいえ、日本一国で驚異的な伸びを示す中国の軍事力に対抗することはほぼ不可能です。

 日米同盟を基軸として、豪州、インド、アセアン諸国など、価値観を共有する諸国と対中国安全保障の枠組み作りを目指すべきでしょう。



(木走まさみず)

五郎五郎 2015/04/13 20:09 >日米同盟を基軸として、豪州、インド、アセアン諸国など、価値観を共有する諸国と対中国安全保障の枠組み作りを目指すべきでしょう。

その通りではありますが、それだけでは対抗できないでしょう。米国の衰退は著しく、その他の諸国は弱小国ばかりです。インドは多少頼りになるでしょうが、何分遠すぎます。やはり基本は日本自身の軍事力を大幅に強化することであり、それ以外の対策は存在しません。
核戦力を含めた日中の軍事バランスは圧倒的に中国優位であり、そのことを自覚した中国の一般大衆は日本との戦争を強く望んでいます。日本を征服した後、日本人をどう始末するかが中国人の主な関心事なのです。現在の日本人は無防備な羊の群れであり、狼に食われるのを待っているだけの哀れな存在なのです。
今後は、中国の脅威を声高に叫ぶことで国民の平和ボケ病を治療することが極めて重要です。その上で、日本の軍事力を急速に強化する必要があり、防衛予算を大幅に増額しなければなりません。当面、防衛国債(60年償還)を年に5兆円発行することで防衛費を倍増すべきと考えます。それは経済に良い影響を与えるでしょう。朝日、毎日などの左翼紙は気が狂ったように軍拡反対を唱えるでしょうが、無視すればいいのです。

五郎五郎 2015/04/13 21:02 続きです、ご参考までに。
「中国の核攻撃に備えよ」
http://blog.goo.ne.jp/stopchina/e/26096b49966670394b7deee3eb0548c7

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