2015年4月9日00時25分
奈良や京都の寺社などで油のような液体がかけられる被害が相次いでいる事件で、奈良県警は8日、世界遺産の金峯山寺(きんぷせんじ、奈良県吉野町)など4寺でも国宝と重要文化財を含めた同様の被害が見つかったと発表した。3月以降、これまでに県内5寺社や京都市の二条城で被害が確認されており、被害はこれで10施設に拡大した。県警が文化財保護法違反や器物損壊などの疑いで調べている。
吉野署によると、金峯山寺では、本堂の蔵王堂(国宝)の柱4本と、堂内に安置された木造蔵王権現立像(重文)の左足、境内の観音堂の床などで痕跡が見つかった。近くの寺院「東南院」の塔やお堂の縁側でも痕跡が見つかった。同県葛城市の当麻寺(たいまでら)では本堂の当麻曼荼羅(まんだら)厨子(国宝)の壇や講堂(重文)の床など、橿原市の久米寺では金網で覆われた門内の金剛力士像2体の顔や肩に跡があったという。
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