高齢者の「薬の飲み忘れ」、合計すると475億円にも上る? 44
ストーリー by hylom
損しているのは見えない人々だからタチが悪い 部門より
損しているのは見えない人々だからタチが悪い 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
高齢者の「薬の飲み忘れ」が問題となっているという(朝日新聞)。認知能力の低下により飲み忘れるケースが多く、また複数の病院に通っている患者が多くの薬を処方されて管理しきれなくなる、ということもあるらしい。
日本薬剤師会の2007年の調査によると、調査対象812人のうち4割超に飲み残しや飲み忘れがあり、1人・1ヶ月あたり3220円相当の薬が服用されていなかったという。これは75歳以上の患者の薬剤費に換算すると475億円相当になるという。
ほとんどの場合、これらの購入費用の一部は健康保険から支出されているため、高齢者だけに関わる問題とは言えない。なにか良い対策はないのだろうか。
保険システム変えればいいじゃん (スコア:3, 興味深い)
薬飲み忘れることに大したデメリットがないのが大きな問題。もっと年寄りに、薬を処方するということはお金のかかることなんだ、ということを自覚させないとならんでしょう(自覚できないほどボケちゃった哀れな老人のことは知りませんが)。
年取るほど何かと病院に通う率が高くなるわけで、健康保険の恩恵にあずかることも多くなる。いっそのこと負担する保険料を年齢と比例させてしまえばいいのでは。年が上がるごとに支払う保険料を上げていく。そうすれば国としても金が入って、社会福祉の分野に抱える問題も大方解決するので万々歳でしょうに。
Re: (スコア:0)
薬を出さなければいいんだよ
病院と薬局は損するけど(笑)
それか自己負担を多くするかだな
Re: (スコア:0)
むしろそれらデメリットの影響が小さいと思われても日々積み重ねていけば大変大きなデメリットになります。
最近新聞で、自分は直ったのだと思い込むようにして薬を意図的に減らしたり、通院間隔を
延ばしていたらある日突然ぶっ倒れて病院に担ぎ込まれ、先生から大目玉を喰らったという
話しがありましたね。
あと年齢による病院負担を~とありますが、若くして、例えば5歳児で心臓病を患っていたりすると
社会福祉問題も万々歳ですか?
Re: (スコア:0)
子供の病気は大学病院で医師の教育に使われると、
医療費の補助が出るので、思った程金は掛からないはず。
白血病とかだと問答無用で補助がつく。
昔、自分が入院したときはそうだった。
Re: (スコア:0)
毎度通って処方箋だけは大量に出させるが、怖いから薬は飲まないで貯めておくとかいう自慢話を聞いたことがある。
冗談じゃない…
Re: (スコア:0)
将来の負担が増えるとそれを見越して消費が減り経済が減速し少子化が加速されると。そういったマイナス面を考慮に入れた上での意見ならよし。
Re: (スコア:0)
よくいる老人叩きが好きな人ってだけでしょ
今からそんな制度にしても叩きたい今の高齢者には関係なく、むしろ困窮するこれからの高齢者を生むだけ
なんて中長期的に物事を考えられる相手じゃないよ
Re: (スコア:0)
大阪あたりで導入したら、すごい効果ありそうw
http://slashdot.jp/story/14/12/28/0523216/ [slashdot.jp]
1日3回食後 (スコア:2)
って1日3食もしねーよ。
というので飲まれない薬も多そう。
あと、朝食と昼食の時間が近すぎる場合も。
Re:1日3回食後 (スコア:2)
朝昼夕食後・寝る前も難しいですよね。
夕食から寝るまで30分くらいしかないっていう・・・
Re: (スコア:0)
これはそのつど医者に相談してます
単純に時間的に丁度いいからという理由で食後3回の場合も
胃の働きに反応して作用するからという場合もあるので
Re: (スコア:0)
糖尿病治療用の、血糖値を下げる薬なんかが飲まない方がいい薬の代表でしょうね。
#インシュリン注射も同様。
食事によって上がる血糖値を上げすぎないようにするのが目的だし、
食事を取らずに下手に薬だけ取ると低血糖を起こして命に関わる可能性も。
Re: (スコア:0)
トラック運転手がそれやって、低血糖症で意識を失い事故。
まあ、おにぎりは食べたとのことだったけど。
ソースは忘れた。ラジオで食後の薬ネタとして、一昨年くらいにやってたと記憶する、
Re: (スコア:0)
夕方、低血糖起こした私が通りますよ。
#セブンイレブンの弁当のみの昼飯ではだめだったか....。
生きてそれなりに社会生活おくっていると、いつも食事の量や時間を適切にできるかは限らないので、たまにやります。
低血糖起こした時に速やかに休憩して甘いものなんかを補充できればいいのですが、トラック運転手なんかかなり危ういですね。
時間に追われて食事が不規則になり、大型車の運転中ではいきなり休憩もできない。
IT活用 (スコア:2)
しょーもないPCとか、らくらくほん(スマホ版)とか買わせるより、
薬飲み忘れない薬箱みたいの作ったほうが良いんでない?
売れるか売れないか?
その薬は本当に必要なのか?(飲み忘れてはならないものなのか)
というのは置いておいて。
まず、本当に飲み忘れなのか飲まなくても良いという認識で飲んでないのか?
つまり? (スコア:1)
> これらの購入費用の一部は健康保険から支出されているため、高齢者だけに関わる問題とは言えない。
素直に薬の問題として考えると
・飲まんのなら出すな(飲む分だけ出せ)
って方向と
・出したのは飲ませろ
って方向が考えられるけど、
費用が支出されていることが問題になるという視点で考えたら
・高齢者に出す薬は減らせ(飲むかどうかは関係ない)
になっちゃうんだが。
どういうことよ。
Re: (スコア:0)
費用の視点で考える時は薬の問題を考えてないし、
薬の問題として考えてる時は、費用の問題を考えてないからだろ。
そういうことよ?
Re: (スコア:0)
渡した薬の24%が飲まれないんだから、必要量の132%の量を出せばいいんだよ!
Re: (スコア:0)
24%を飲み忘れても問題が表面化してないなら
処方時に33%くらい偽薬を混ぜてもいいんじゃね?
医療費の高騰は避けられるし、もしかしたら
人口ピラミッドが正常に近づくし。
Re: (スコア:0)
偽薬でもっと高齢者が元気になる可能性も
Re: (スコア:0)
費用面の問題はまずは削除して、それ以前に語られる問題の対応案を整理するべきでしょうね。
475億円は単に問題の規模感を把握するための情報としましょう。節約可能かという事ではなく。
Re: (スコア:0)
・飲み忘れる
・前の薬が無くなる前に通院して同じ薬を処方されて結果的に余剰になる
の2ケースが多いと思う。
処方箋で薬を出す調剤薬局では、
患者に薬が余っているかどうかを聞くことになってるようだが
聞くだけでその次の動作が無いので効果がない。
強制的にチェックしない限り、余剰の薬を見つけ出すのは難しそうだ
いっそ (スコア:1)
医薬分業 [wikipedia.org]をもっと推し進め、複数医療機関の処方箋を統合し一元管理して「食後に飲む薬はこの袋の中身全部」と一回分毎に小分けしたほうがいいんじゃなかろうか。
勤め先の売り場に小さなチャック袋100枚単位とかが扱っているんだが、それを一般の高齢者が毎食後の薬を小分けするために購入しているのを見るたびにそう思う。
ところで、慢性病なんかではなかなか劇的な治癒が望めないだけに通っている医療機関への不信感から別の医療機関へと渡り歩く病院ジプシーなんかだと重複する薬を貰うことにもなりそう。
むかし俺の婆ちゃんが高血圧の薬を複数病院で貰って同時に飲んで真っ青になって病院に運ばれていったんだが、一元管理できるようになれば飲み合わせの禁忌も回避できるのかな。
# 爆言のち漏電中… :D
Re:いっそ (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re: (スコア:0)
利用する調剤薬局を一カ所に集約して薬局でもチェックをする
薬局の機械で一回分ずつ分包してもらう
だけでいいんじゃないの?
Re: (スコア:0)
薬局で一包化してくれるサービスは既にあるよ。時間とお金は掛かるけど。
医師が薬剤師に一包化を指定することもできるのに、医師が患者が薬を飲んでいないことに気が付かない(気を付けていない)から、その指示も出ないんだろうなー。
薬局側でもっと患者に周知を図ればいいんだろうけど、時間も手間も掛かるからやりたがらないのかな。
Re: (スコア:0)
お薬手帳ってのがありましてですね...。まあ、あれでお金取る程度の必要性はあるわけですわ。
病院ジプシーだと、どちらにせよ複数箇所からクスリもらっているのは隠したくなるんだけど。
分包は標準サービスにしてほしいですね。自動機械での分包前提でクスリのパッケージとか標準化されないものだろうか。
#パッケージが別々でも、データ化していればいいのか
医薬分業はちょっと懐疑的です。
意識の低い医者と意識の低い薬局の組み合わせでずぶずぶだと、互いに無責任になって、かなり無茶苦茶される。
飲み忘れてくれたほうが・・ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
(それいっちゃいけないよ)
# 不謹慎にも笑ってしまったのでAC
Re: (スコア:0)
治るもんが治らなくて、
さらに通院して余計にかかるかも
Re: (スコア:0)
抗生物質飲み忘れたやつのせいで、多剤耐性菌が出てくるかもしれないだろ。
論点がおかしいと思う (スコア:1)
飲み忘れて無駄になってるではなくて
1.飲み忘れてることで症状抑制などが適切に実施できてないかも
2.飲む必要があるとして、総合して無理がないかの判断はどうするか問題(薬剤師がそう考えても、じゃあどう舵取りするか、とか)
3.(ここではじめて)過剰な処方してるんじゃないか
3.1.よりよい医療があるのでは
3.2.無駄に医療費が増加しているのでは
だと思う。
# なお、日本はそこまで薬が多いってわけでもない、と思う http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20120831#p1 [hatena.ne.jp]
飲み忘れは第一義として「無駄がある」じゃなくて「健康をそこなう(より早く、低水準QoLになってしまう)」だと思う
とはいえ、多すぎるのも低水準QoLだとは思うけども...
もちろん結果的に医療費が低額でおさえられるようになれば、行き渡る裾野も広がるという意味でいいことだとは思うけど。
M-FalconSky (暑いか寒い)
まぁねぇ (スコア:1)
金で済むんであればいいんじゃね?
知り合いで鬱の人が居てちゃんと飲んでればよかったん
だけど、金の要らないところに逝かれました。2人です。
命の損失は戻ってこないわ。
そんなもんだろうと思う (スコア:0)
24%を多いとみるか少ないとみるか。このくらいは仕方ないんじゃないかと思ったりします。
ただ元記事にある、飲み方が適切でないため症状が悪化し処方が増える悪循環は何とかしないといけないだろうけれど...
はぁ? (スコア:0)
飲み忘れてねーわ!
それよりも食事はまだか?
Re: (スコア:0)
やーねー、一昨日食べたでしょ
保険証のICカード化 (スコア:0)
最低でも医者にはその患者がどの薬をどんだけ飲んでいるか把握できるようにすべき。
プライバシーなんて言うなら公的保険使うな、といいたいぐらいだ。
自己申告制度ではダメ。おくすり手帳なんてアホな仕組みもダメ。
こういう話は出たり消えたりしているが、大掛かりな話だったりサーバーサイドにしようとするから未だに実現しない。
だからICカードといっても単なるメモリカードにして文字コードはUTF-8とかXMLタグ名だけ決めてやればよい。
ぶっちゃけ個人でも(専用のカードリーダーを買えば)読み書きできるぐらいにシステムをオープンにしちまえ。
それでも個人申告やおくすり手帳より「情報漏洩」したり「情報が改竄」される事例はずっと少ないだろう。
さらに進めたら電子捺印・暗号化した処方箋ファイルを書き込んで保険証を出せば薬が出るようにしても良いだろうな。
まあその辺は適当にやってくれや。
Re: (スコア:0)
スゴイ!!!飲み忘れ問題と全然関係ない
たかだか500億程度では医療費削減にはならない (スコア:0)
薬剤師の飲み忘れを減らす努力と残薬を減らす努力は必要不可欠だが金銭面を出してくるのは論点がズレてる気がする
どのくらい服用したかを医師が把握した上で診断を下さないと全く意味が無くて今は逆転してるしな
全ては薬剤師が患者の薬の服用に踏み込んで指導できないせいなんだけど、結局は分業初期に医師会が猛反対して完全分業しなかった、薬剤師会もそれを支持した、ってところから始まってる問題だから制限が多すぎるんだよね
何をするにも医師の許可をとらないといけないし薬剤師の責任だけでできることがほぼゼロに近い
飲み忘れたんだけどどうしたらいい?っていう質問にすら答えられないような骨抜き資格になってしまってるからね
まずは完全分業して医師から薬局を切り離したあとに薬剤師に報酬と責任を課さないと
今の状態は薬を削れば削るほど収入も顧客(=医師)も減る完全なボランティア業務だからね…
Re: (スコア:0)
医薬分業推進すると薬剤師は認知症の人が薬を飲み忘れないように指導できるようになるのか?
残薬の量を把握できるのか?
飲み忘れではなく飲み残し (スコア:0)
薬が処方されると、1日ごとに朝・昼・夕・寝る前に分けて薬を入れられるプラスチックケースに薬を入れて持ち歩いているので、飲み忘れはほとんどありません。「朝飲むの忘れたから昼飲めばいいや」程度で。
しかし、頓服の薬であまり飲まないうちに時間が経過していったり、
薬が合わなくなって処方を変えてもらった時に前飲んでいた薬とか1日に飲む回数を減ったりしてだんだん薬が余ってきたりします。
先日、あまりにも飲み残しの薬が多くなったので薬局に行って処分してもらいました。
Re: (スコア:0)
プラセボ(プラシーボ)効果のことをホメオパシーと言うのはやめてくんしゃい・・・
#なお、「飲んだのに飲んでないと思い込む」のとは異なりますが、薬を信用していない/異常に副作用を心配することにより症状の悪化などが現れることをノセボ(ノーシーボ)効果と言ったりします。