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MLBコラム
プロ17年目、メジャーでは7年目のシーズンを迎えた上原浩治投手。リハビリを行ないながら、4月中の復帰を目指す。
photograph by Getty Images
MLB東奔西走

「半分壊れていいやと思っている」
40歳・上原浩治が語る故障と恐怖。

菊地慶剛 = 文

text by Yoshitaka Kikuchi

photograph by Getty Images

 レッドソックスが4月6日、敵地フィラデルフィアで115年目のシーズン開幕を迎えた。

 日本人選手に間では「野球選手にとっての元旦」と喩えられるほどの晴れがましい日だ。だが、今シーズンもクローザーに任命された上原浩治投手は、チームとは別行動でキャンプ地に残ったままこの日を迎えていた。

 すでに報道されている通り、キャンプ中の3月17日に左脚ハムストリング(太もも裏の筋肉)に張りを訴え、4度目のオープン戦登板を回避。そのままリハビリを続けていたが、シーズン開幕に間に合わないとの判断で、4月3日の段階でチームから故障者リスト(DL)入りが発表されていた。

 奇しくもその日は上原にとって、40回目の誕生日だった。

「2年目にやってから、1回も忘れたことがないので」

 今回の負傷は投球中に起こったものではなく、登板を控えた試合前のランニング中に起きたもの。当初はチームも軽傷との見通しだったが、当の上原は開幕出遅れを覚悟していたようだ。

 というのもハムストリング負傷は、今年でプロ17年目を迎える上原の野球人生にずっとつきまとってきた“トラウマ”的存在であるからだ。

「プロ入り2年目にやってから、1回も忘れたことがないので。これはやったことがある人でないとわからないでしょう。状態がこれ以上、良くなることもないだろうし、これ以上、悪くならないようにしているだけなんで。

 ブルペンでは、投げられる状態を確かめたいだけ。でも影響はブルペンではわからないです。実際に試合に投げてみないと。(実戦に向けて鍵を握るのは)メンタル的なもんでしょう。先を見たことろで焦るだけなんでね。とりあえず1日1日をちゃんとやっていきたいと思っています」

【次ページ】 故障以上に厄介な「恐怖」というリミッター。

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