資格には「国家資格」「公的資格」「民間資格」の3種類があります。なかでも国家資格には取得の難しいものが数多くあります。
難関な資格があればその分、専門性の高い仕事に就くことが可能ですし、少しマニアックな資格も取得している人材が少ないため、転職の際の武器になります。せっかく取得を目指すなら、そのような資格を目指してみませんか?
資格の種類は3つある
資格には、主に「国家資格」「公的資格」「民間資格」の3種類があります。
「国家資格」は法律に基づいて、国から委託を受けた機関が、能力・知力・技能などが一定水準に達していることを認定します。難関な資格が多いのですが、社会的な信用度も高く仕事に結びつきやすいのが魅力でもあります。特に難しいと言われる弁護士や学芸員も、その一つです。
「公的資格」は、国家資格と民間資格の中間に位置づけられるものです。国家資格のように法律で規制されたものではありませんが、社会的信用度や知名度が高い資格も多くあります。有名な資格では、秘書検定やカラーコーディネーター検定などが挙げられます。
「民間資格」は、民間団体や企業が独自の審査基準を設けて認定する資格です。主に、所轄省庁や大臣が認定した審査基準に基づいて、地方自治体や公的法人、民間団体などが試験を行います。具体的には、ファイナンシャルプランナーやTOEIC(R)Test(国際コミュニケーション英語能力テスト)、インテリアコーディネーターなどがあります。
資格取得に興味を持つきっかけは人それぞれですが、転職や新しい分野へのチャレンジを視野に入れているのであれば、社会的信頼度が高く、転職の可能性を広げてくれる国家資格にチャレンジしてみても良いでしょう。
チャレンジするなら難関の国家資格
さて、独立にも役立つ資格と言えば、司法書士や行政書士などが挙げられます。
司法書士
司法書士は「街の法律家」として知られている資格です。社会的なステータスも高く、資格取得後の独立にも結びつきやすいため、とても人気があります。
司法書士の業務範囲は、土地やマンションの購入、相続で不動産所有者を変更したときの不動産登記から、会社設立の際の設立登記や会社役員を変更したときの変更登記といった商業登記までを扱うことができ、多岐にわたります。
行政書士
行政書士は、官公庁に提出する書類の作成や申請の代行分野を主に取り扱います。さらには建設業許可申請、飲食店の営業許可など、数多くの書類を取り扱うことが可能です。
また、不動産から国際業務、遺言・遺産関連までも扱うなど、分野は多岐にわたります。独立の手助けになるだけでなく、企業内行政書士として、法務部門などへの転職も可能です。
これら超難関の資格の取得は大変ですが、難しい分、取得後は活躍の場が大きく広がります。
気象予報士
難関資格ながらも、ちょっぴりマニアックなイメージもあるかもしれませんが、気象予報士もおすすめです。天候との付き合いは生活のなかでは欠かせません。もちろん、日常のレジャーや旅先でも役立たせることができるでしょう。資格マニアの方は、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
少ない時間でもコツコツと身につける
これらの難関資格は、ごく一部に過ぎません。自分のライフスタイルや、これから目指す未来に向けての準備に役立つ資格を見つけましょう。