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 「デフレ脱却」を旗印に日本銀行が大規模緩和を始めて、4日で2年になる。大量のお金を市場に流し込み、物価上昇率2%を目指す政策は2年では達成できなかった。大規模緩和で金回りが良くなる人は増えたが、市場にはリスクがたまっている。

■あふれるマネー、バブル警戒

 2日夜、東京・代官山。ベンチャー企業を支援するオープンネットワークラボが、投資家向けの発表会を開いていた。自分たちのビジネスを売り込む若い起業家たち。訪日客向けサイトを運営するツナグの萩原良さんは「感触はとても良い。投資家から打ち合わせの打診が来た」。