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徳島 管制ミスで旅客機着陸やり直し
4月5日 22時31分

徳島 管制ミスで旅客機着陸やり直し
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5日午前、徳島空港で着陸しようとした旅客機が、滑走路上に車両があることに気付き、着陸をやり直すトラブルがありました。けが人はいませんでしたが、管制を行っていた海上自衛隊が誤って着陸許可を出したのが原因で、自衛隊は、一歩間違えれば重大な事故につながるミスであり、再発防止に万全を期したいとしています。
日本航空によりますと、5日午前11時前、羽田発徳島行きの日本航空455便が徳島空港に着陸しようとしたところ、パイロットが滑走路上に車両があるのに気付き、急きょ、着陸をやり直すトラブルがありました。
徳島空港にあるNHKのカメラの映像では、午前10時58分ごろ、車両1台が滑走路上を走行したおよそ30秒後に、旅客機が着陸しようと滑走路に近づきますが、着陸せず、再び高度を上げる様子が映されています。旅客機はおよそ25分後に徳島空港に着陸し、このトラブルによるけが人はいませんでした。
徳島空港では、海上自衛隊が着陸などの管制を行っていて、海上自衛隊によりますと、灯火を交換するために滑走路上にあった車両の存在を忘れて、誤って旅客機に着陸の許可を出したということです。
海上自衛隊は、一歩間違えれば重大な事故につながるミスであり、極めて遺憾で、原因の究明と再発防止に万全を期したいとしています。

滑走路の車両は

当時、滑走路を走行していたのは、海上自衛隊徳島教育航空群の所有する車両でした。
海上自衛隊によりますと、空港の滑走路や周辺の基地の敷地内で作業が行われる際に使われているということです。
5日は、外部の委託業者が、この車両に乗って滑走路へ行き、パイロットが着陸する際、残りの距離を確認するための「滑走路距離灯」と呼ばれるライトを交換する作業を行っていたということです。

運輸安全委が調査官派遣へ

国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない「重大インシデント」だとして、原因を調査するため事故調査官2人を6日、現地に派遣することを決めました。2人は6日午後、徳島空港に入り、関係者から話を聞くなどして当時の状況を調べることにしています。

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