「日本人といえば?」国際比較調査で分かる韓国の特異性

日本新聞通信調査会アンケート
米英タイ中は芸能界・スポーツ界のスター
韓は伊藤博文などの政治家
日本に対する好感度、米仏などで70%超
韓国では30%下回る

 日本の公益財団法人「新聞通信調査会」ではこのほど、米国・フランス・英国・タイ・中国・韓国の6カ国で各国約1000人、合計約6000人を対象に、日本についてどう考えているかを調査した。この結果、韓国とほかの国々の間には大きな差があることが明らかになった。日本に対する好感度はもちろん、「日本人」と言えば思い浮かべる人物も全く違っていた。

 朝日・読売・毎日などの各紙は29日にこの調査結果を紹介、「韓国は日本に対する好感度が目に見えて低かった」と報じた。「日本に好感を持てるか」という質問に、タイではほぼ全員と言っていい94.1%の人が「非常に、または少し持てる」と回答した。フランスは76.3%、米国は74.3%、英国は65.9%が「日本に好感を持てる」と回答した。

 一方、韓国で「日本に好感が持てる」と回答した人は3人に1人にもならない29.5%だった。中国は同調査の委託を受けた現地会社がこの質問の調査を拒否したため、結果が出ていない。

 なぜこのような差が出たのだろうか。「知っている日本人を1人だけ挙げよ」という質問で、韓国・中国・タイのアジア3カ国では安倍晋三首相(60)が1位だったが、2位以下は全く違っていた。中国の2位は元歌手の山口百恵さん(56)、タイの2位はアダルト女優の蒼井そらさん(31)だった。だが、韓国の2位は「乙巳条約(日本での呼称:第二次日韓協約)」を強要した伊藤博文(1841-1909年)だ。中国人も韓国人ほどは強く政治や歴史の視点から日本を見ていないものと解釈できる。

 米国・フランス・英国ではこうした現象がより顕著だ。この3カ国の1位は共に昭和天皇だったが、2位はさまざまだ。米国の2位は大リーグのスター選手イチロー(41)。フランスの2位は映画監督の宮崎駿(74)、英国の2位は元ビートルズ、ジョン・レノンの妻で前衛芸術家のオノ・ヨーコ(82)だった。韓国人が思い浮かべる日本人は安倍首相や伊藤博文など政治家だが、ほかの国の人々が思い浮かべる日本には「第二次世界大戦の日本(昭和天皇)」と「スポーツ界のスター選手・映画監督・前衛芸術家の日本人」が混在している。

 今回の調査では、米国・フランス・英国・タイでは「知っている日本のメディアはない」という回答が66-89%に達したが、韓国での回答は11%にとどまった。日本のメディアは「新聞通信調査会では『産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)が朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとして起訴された事件と関連が深いようだ』と分析している」と報じた。

 新聞通信調査会の長谷川和明理事長は、日本のメディアのインタビューに、昭和天皇が西欧で最もよく知られている日本人であるのに対し、韓国と中国では10位以内に入っていないことについて「歴史認識の問題がある中、意外だった」と語った。

東京=金秀恵(キム・スへ)特派員
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  • ▲宮崎駿=写真左=、山口百恵=同右=

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