八木拓郎
2015年3月26日10時52分
虐待を受けているとして全国の警察が昨年1年間に児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもの数が2万8923人(前年比33・9%増)に上り、過去最多だったことがわかった。警察庁が26日、発表した。類型別では、子どもに暴言を吐くなどする「心理的虐待」が59・3%を占め、増加割合も最大だった。
親や養親を逮捕・書類送検した児童虐待事件は698件(同49・5%増)、被害を受けた子どもは708人(同49・1%増)で、いずれも最多だった。警察庁幹部は「社会の関心が高まり警察への通報や相談が増えたことと、通告の徹底や摘発の強化といった警察の取り組みが影響したのではないか」と話している。
警察庁によると、心理的虐待で児相に通告したのは1万7158人(同39・0%増)。最も多かったのは、親が子どもの前で配偶者やパートナーに暴力を振るう「面前DV」で、68%を占めた。面前DVの統計を取り始めた2012年は5431件で、わずか2年で倍に増えた。
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