ギリシャ財政、「最後の審判」近づく-サミットで独と対峙へ
2015/03/20 06:41 JST
(ブルームバーグ):手元資金が底を突きつつある中で多額の債務支払い期限が迫るギリシャ政府の財政に「最後の審判の日」が訪れようとしている。
チプラス首相は手元資金の額を明らかにしていないが、ギリシャが「流動性圧力」に直面していることは認めている。2015年予算のデータを基にしたブルームバーグの試算では、ギリシャは3月に35億ユーロ(約4500億円)の資金不足に陥る見込み。
このため政府が来週にも公務員給与と年金を支払えなくなるのではないかとの懸念がアナリストの間に広がっている。ただ資金が枯渇する時期については数日後から数カ月後まで見方が分かれている。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのG10外為戦略責任者、アタナシオス・バンバキディス氏は「このような窮状は予期しないアクシデントに見舞われやすく、政府のあるべき状態ではない」と指摘。「ギリシャ政府の4月と5月の支払いは賃金と年金が中心になるとみている。それ以外については遅れる見込みで、政府の支払いは滞るだろう」と述べた。
救済資金の次回供与分の確保を目指すチプラス首相は19、20日に開催の欧州連合(EU)首脳会議での事態打開に期待をかけている。事情に詳しいドイツ当局者によれば、メルケル独首相はチプラス首相に対し、支援を望むならルールに従う必要があると伝える意向だ。
原題:Greek Coffers Running on Empty Bring ‘Accident’ Threat Closer(抜粋)
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更新日時: 2015/03/20 06:41 JST