【書評】 製品をアップグレードするな、ユーザーをアップグレードせよ!(BADASS by Kathy Sierra)
- March 17th, 2015
- Posted in 書評
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昔からファンだったKathy Sierraの新刊が出たので前のめりに購入。まだ英語版しかありませんがKindleで読めますよ。かなり良かった。
Kathy Sierraといえば、古くは奇跡的にわかりやすい!と評判の「Head First Java」に始まる「Head Firstシリーズ」を作り上げ、「Creating Passionate Users」という実に本質的なテーマを扱うブログを書いていた人ですね(Javaコミュニティで有名な方でもあります)。
ただ、だいぶ前から「荒らし」的な人に悩まされていて心配していたのですが・・・今回の本はちゃんと出たので一安心なのですかね・・・(そうでもなさそうな)。
さて「BADASS: Making Users Awesome」ですが、昔から彼女が主張している「製品をアップグレードするな、ユーザーをアップグレードせよ!」をより詳しく説明した本になっています。
↑ Head Firstシリーズ同様、奇跡的にわかりやすいビジネス書になっています。なんというか絵本に近い。
分量も多くないし、図解も多いし、主張も明快なので一気に読み切ってしまいました。
ざっと自分なりに理解したポイントは以下のとおり。
■ 「このアプリすごい!」は嘘である
ユーザーが「このアプリすごい!」といっているとき、真に意味しているのは「これ使いこなせてる私がすごい!ねぇねぇ、すごくない!」である、という彼女の主張はとても正しいと思います。
■ 彼ら/彼女らがだまることはない
私すごい!という人は黙ることを知りません。ただストレートな自慢をするわけにはいかないのでオブラードに包んで「このアプリすごいんだよね」と言い続けることになります。
■ すごいユーザーになってもらうには?
製品をアップグレードするのではなくて、ユーザーをアップグレードする、という発想に立ち戻ると、どういうマーケティングをすればいいのか、どういうユーザーコミュニティを使うといいのか、などがわかってくるはずでは?
個人的には(細かいですが)「ユーザーに専門用語を使わせる」という主張にも納得しちゃいました苦笑。専門用語ばかりの会話は知らない人には苦痛ではありますが、その専門用語が分かる人同士で話すときにはテンションあがりますよねw。
↑ 文中の吹き出しは「読者からのツッコミ」を代弁していてすごくわかりやすいです。
Oreilly Mediaから出ているのでそのうち和訳されるかとは思いますが、サービス設計などに悩んでいる人は一足先に読んでみるのもいいかと思いますよ。個人的におすすめ。それにしてもネットの荒らし、なんとかなりませんかねぇ・・・。
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