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竹書房に措置命令=読者懸賞で当選者数水増し―消費者庁

時事通信 3月13日(金)17時6分配信

 漫画雑誌などを発行する竹書房(東京都)が、読者懸賞の当選者数を水増ししていたとして、消費者庁は13日、同社に対し、景品表示法違反(有利誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。
 水増しがあったのは「まんがライフ」などの月刊の4コマ漫画誌7誌。同庁によると、同社は2012年8月〜13年8月、7誌で実施した計77回の懸賞企画で、ゲーム機や商品券などが計1368人に当たると表示。しかし、実際には327人しか当選者がいなかった。翌月号に掲載する当選者名には、架空の名前を掲載するなどしていたという。
 同庁は13年8月、同様の当選者数水増しで秋田書店(同)に措置命令を出している。竹書房によると、同庁から問い合わせがあった同年9月に企画を改めたという。
 竹書房の話 読者の皆さまに深くおわびする。真摯(しんし)に受け止め、再発防止に取り組む。 

最終更新:3月13日(金)17時50分

時事通信