2015年03月11日

史上最低の監督 ペトロビッチ

 私の長い観戦歴の中でこれほどひどいコメントを残した監督はいない。 「やはり湘南というチームはJ1になんとか残れればいいというチームだと思っている。サッカーというものを、皆さんもう少し現実的に見られたほうがいいと思います。」 湘南のサイトにある彼のコメントだ。浦和のサイトではさすがに問題になると思ってか、この部分はカットしてある。

 一応体裁を整えるために、その前に「湘南をリスペクトするが」とあるが、彼の言動からそんな気持ちは微塵も無いことがわかる。戦った相手に対して「あのチームは残留争いするチームで、うちのチームの相手にはならない。」と言ったのである。戦ったチームにも、選手にも失礼極まりない。一生懸命戦ってくれた浦和の選手もそんなことは思っていないだろう。こんなことばは決して使いたくないが、あえて言わせてもらう。   「史上最低の監督 ペトロビッチ」

 私も監督をしていた時公式戦で26-0で勝ったことがある。若年層のチームであるので精神的に幼く、選手が相手のチームに対して少し失礼な発言を自分のチーム内でしたことがあった。もちろん相手にではない。それでも私はたしなめた。 「彼らはちゃんとやっていたではないか。途中で止めたか。あのチームのおかげで下手くそな君たちでも冷静になればシュートがゴールに入ることがわかっただろう。この経験はこれから活きるよ。あのチームに感謝しなさい。」 おそらくちゃんとした指導者なら私と同じように言うだろう。

 井原を育て、守山・守山北で監督をされた松田保氏と話をしたことがある。彼のことばで今も覚えているのは「どんなチームでも来てくれるなら練習試合をする」というのであった。私が「先生の所のような強いチームが下手なチームと試合するのは時間の無駄ではないですか。」と尋ねると、彼は決して「下手」ということばを使わなかったが、「どんなチームでも学ぶところはある。」とおっしゃった。

 ミシャのことばにはリスペクトも知性も感じられない。ゼロックスでも審判について言及していたが、あれほどあきらかな誤審は勝敗を分けたならともかく、普通の監督は問題にしないものだ。そんなことをしても誰も得をしないから。あのことばで審判の価値を下げ、試合の価値を下げ、協会の価値を下げ、自分の知性と品性の無さを世の中に知らしめている。

 そもそも第一節の浦和はミシャサッカーをしなかったから勝ったと私は思っている。前半はまだそれをしていて、ボールを下げる場面が多く見られたので、湘南が優勢の場面もあったが、後半はそれを選手が捨てたから勝利を得たのである。監督の功績ではない。  また、後半の前三人、石原、高木、武藤がよかった。彼らも監督が育てた訳ではない。後ろの選手がしっかりし、かれら三人が縦への推進力を持ったので浦和が優勢になったのである。その基点となった石原は湘南が見つけ、磨き上げた選手だ。いつもの柏木、李でミシャサッカーをしてくれたなら、結果は違ったものになっていた。監督が今回の勝利を自分のてがらのように語ってはいけない。

 もっと言うと、監督の考えているサッカーとは違うサッカーを選手が始めると短期的にはいい結果をもたらすが、リーグのような長丁場ではいつかは綻びが出る。監督が私心を捨て、現実的になればよいが、ミシャは決してしないだろう。そうして自分の思い通りにならない選手を干し、チームは不協和音を奏で、サポは欝憤がたまり、やがてチームは瓦解する。この前の試合はミシャの終わりの始まりである。彼の姿を見なくなるのもそんなに遠いことではない。

 手負いの老ライオンの気迫に若いライオンがひるんでしまった。阿部を筆頭とする浦和の選手の勢いに湘南の選手が押されてしまった。精神論で試合には勝てないが、戦う心を持たなければ試合にならない。そして浦和のサポも戦っていた。このお返しは満員のさいたま、アウェイでしよう。

 湘南にも言いたい。倒れるな。ひるむな。浦和の戦いを湘南がするべきなのだ。あの日浦和はスピリットを持っていた。J2優勝などなんの役にもたたない、過去の出来事なのだ。J1初出場、怪我明け、何の言い訳もできない。君たちの戦っているのはJ1だ。監督をはじめとしててんぱっていた。あの点差であの岡田の交替は無い。次戦からはみんな落ち着くだろう。勝負は始まったばかりだ。

 チャレンジャー精神を持って戦え。それが湘南だ。

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史上最低の監督 ペトロビッチ

コメント投稿者ID : yasunari_116imsp

浦和サポです。
私もミシャの発言には引っかかっていました。ただ、あのコメントがミシャの現況を現していると言えます。まさに後がない。今シーズン、ACL&ゼロックスで3連敗。昨期からは6試合勝利なし。崖っぷちです。そのなかであのようなコメントが出たことを浦和の一員として恥ずかしく思う反面、追い込まれてるなと。

ただ、湘南にとって浦和がケツに火が着いた状態での対戦となったのは不運だったかもしれません。選手は監督と話し合って自分たちのサッカーを捨てて、捨て身で挑んだ結果でした。

ダイナミックな湘南のサッカーには感服しています。そして直輝や坪井の活躍も気になるところです。湘南戦を受けて、浦和系のファンサイトにアップされた清水英斗氏のコラムをご覧になってください。私もこのコラムを読んでその通りだと思いました。ミシャの負け惜しみはお許しください。このコラムでの湘南に対する評価が正当な評価だと思います。

お互いがんばりましょう! 長文失礼しました。

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