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(11日、世界選手権マラソン代表決定)

 女子の選考について、記者会見で解説者の増田明美さんが立ち上がって、こう問うた。「どうして同じ26分台なのに、優勝した田中さんではなく重友さんなんですか? (選考に)すごく主観が入っているということですよね」。少しムッとした表情を浮かべた日本陸連の酒井勝充・強化副委員長は、「我々も現場のプロとしてやっている。レース内容を評価した」と説明した。

 条件の違う複数のレースから、選手の優劣をつけるのは難しい。「私を選んで」と松野明美が会見した1992年バルセロナ五輪、中山竹通が瀬古利彦に「はってでも出てこい」と言ったとされた88年ソウル五輪。話題には事欠かない。

 横浜国際で優勝した田中は、レース序盤、設定ペースを守れずに飛ばしすぎたペースメーカー(PM)につかずにマイペースを維持した点を低く評価された。一方、記録で田中を18秒上回ったものの大阪国際3位に終わった重友は、PMがいないレースを自分で引っ張った点を高評価された。