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 幻覚や意識障害を引き起こす「危険ドラッグ」に絡んだ事件で、警察が昨年1年間に840人を逮捕・書類送検したことがわかった。前年の4・8倍で、過去最多だ。危険ドラッグの使用が原因で死亡したと疑われる人は112人だった。警察庁が5日に発表した。摘発した店舗数は95店に上り、このうち91店を閉店に追い込んだ。街頭店舗は今年1月末現在、全国で7店舗にまで減っている。

 旧薬事法(医薬品医療機器法)の改正で昨年4月から指定薬物の単純所持と使用が禁じられたことや、7人が死傷した6月の東京・池袋の乗用車の暴走事故後に警察が取り締まりを強化したことで摘発が増えた。

 警察庁のまとめによると、罪種別では旧薬事法違反が前年の13・3倍の492人。このうち単純所持と使用が326人。危険ドラッグの摂取後に交通事故を起こして歩行者にけがをさせたり、無免許運転をしたりするなどの交通関係の法令違反は前年の4・0倍の160人。こうした事故で4人が亡くなり131人が重軽傷を負った。