Updated: Tokyo  2015/03/04 19:05  |  New York  2015/03/04 05:05  |  London  2015/03/04 10:05
 

バークレイズ「ラストルック」慣行、米当局が調査開始-関係者

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  (ブルームバーグ):外国為替市場で銀行が取引執行の間際に注文を取り消すことを可能にする慣行をめぐり米司法省が調査を開始した。事情に詳しい関係者が明らかにした。

非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、米検察当局と証券取引委員会(SEC)は、トレーダーが取引執行前に注文を最終チェックする慣行、いわゆる「ラストルック」を可能にするプログラムについて、これを利用できる電子取引プラットホームに関する情報の提供をバークレイズに求めた。

1日に5兆3000億ドル(約634兆円)の資金が動く外為市場の顧客注文やベンチマーク操作をめぐるより広範な捜査の過程で、ラストルック慣行が検察当局の関心を引いた。

バークレイズは3日、外為市場のレート操作疑惑をめぐる調査を決着させる費用として、7億5000万ポンド(約1380億円)を追加で引き当てたことを明らかにした。外為調査に関連する費用の総額は約12億5000万ポンドとなる見込み。

原題:Barclays ‘Last Look’ at Currency Trades Said to Face U.S. Review(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Greg Farrell gregfarrell@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sara Forden sforden@bloomberg.net Joshua Gallu

更新日時: 2015/03/04 06:51 JST

 
 
 
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