川崎市中1生殺害　逮捕の17歳少年、主犯格がいることを伝えず

フジテレビ系（FNN） 3月3日(火)11時56分配信

神奈川・川崎市の多摩川河川敷で、中学1年の上村遼太さん(13)が殺害された事件で、逮捕された17歳の少年が、事件の前夜に上村さんと会う際、主犯格の18歳の少年がいることを伝えていなかったことが新たにわかった。
この事件は、2月20日未明、18歳の少年ら3人が多摩川河川敷で、上村遼太さんの首を、刃物で複数回刺すなどして、殺害した疑いで逮捕されたもの。
事件の前日、17歳の少年の1人は、FNNの取材に対し、「上村さんから連絡が来て、『ヒマなんで会いませんか』と誘われたと話していたが、その後の捜査関係者への取材で、この少年は、上村さんと会う際、一緒に主犯格の18歳の少年がいることを伝えていなかったことがわかった。
事件のおよそ1週間前には、上村さんが18歳の少年から暴行を受けたことについて、上村さんの友人グループとトラブルになっていて、17歳の少年は、18歳の少年が上村さんに対して怒っていたことを認識していたという。
一方、川崎市は3日、再発防止に向けた合同会議を開いた。
川崎市の福田紀彦市長は「この話を学校だけの問題にしていいのか。子どもを含めた市民の命や、安全・安心を守っていくのが、わたしたちの当たり前の責務である。市を挙げてやらなければならない」と述べた。
また、川崎市教育委員会は、3月末までに、市内の学校への聞き取りなど、中間取りまとめをするとしている。