心筋梗塞はがんに次いで日本人の死因の第2位。
この心筋梗塞をはじめとした冠動脈疾患につながるリスク要因として、疲労が血圧よりも重要という分析結果が出てきた。
9000人近くを追跡調査
デンマークのフレデリクスベー病院を含む研究グループが、欧州心臓病学会の機関誌ヨーロピアン・ハート・ジャーナルのオンライン版で2015年2月13日に発表したものだ。
研究グループは、主に心血管疾患の予防を目的としてデンマークのコペンハーゲンで1976年から行われてきた一般集団調査の第3回目(1991〜94年)の対象者8882人を2013年4月まで追跡。心理的な要因、社会的要因、身体的な要因を含めたさまざまな条件と心臓や血管の病気との関連を分析。全体に与えるインパクトも踏まえて重要なものからランク付けしていった。
男性は疲労で2.4倍、女性は2倍
追跡の結果、死亡事例を含めた冠動脈疾患の発生数は1731件だった。
男性では最も重要なリスク要因となったのは、疲労といわゆる「上の血圧」である収縮期血圧だった。疲労の度合いが高いと発生リスクは約2.4倍、収縮期血圧が160mmHg(ミリメーターエイチジー)以上だと120mmHg未満の場合の約2倍だった。
女性では最も重要なリスク要因はたばこ。1日に15本程度たばこを吸う人は一度も吸ったことのない人の1.7倍となっていた。次いで重要なのは疲労で、高いと発生リスクが2倍となっていた。
疲労は最も重要な危険因子の一つで、心筋梗塞などを予測するために重要と研究グループは指摘する。
文献情報
Schnohr P et al. Ranking of psychosocial and traditional risk factors by importance for coronary heart disease: the Copenhagen City Heart Study. Eur Heart J. 2015 Feb 13 [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25681607
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