2015年2月20日14時43分
生きた上海ガニを無許可で飼育したなどとして、警視庁は20日、いずれも中国籍で、食材販売店「ハイユー」(東京都台東区)経営者(39)=茨城県つくば市=と輸入業者「申江貿易」(同)社員(35)=千葉県佐倉市=の男2人を特定外来生物法違反(譲渡、飼養の禁止)の疑いで書類送検し、発表した。
生活環境課によると、経営者は1月、国の許可を得ずに、生きた上海ガニ109匹を7万2千円で仕入れ、東京・上野のアメ横センタービル内の自身の中国食材店で販売目的で飼っていた疑い。社員はこの店にカニを売った疑いがある。経営者は「2年前から計1万2600匹を仕入れた。1匹500~700円で売っていた」と話しているという。
中華料理の高級食材として知られる上海ガニは、国が生態系に害を及ぼすおそれのある特定外来生物に指定。2006年以降は無許可で輸入したり、飼ったりすることが禁じられている。食品衛生法の許可を受けている中華料理店は、生きた上海ガニを買うことができる。
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