毎日新聞は2月5日付朝刊で「若い男性 性の『絶食化』」と見出しをつけ、日本家族計画協会が昨年実施した性行動などの調査結果を詳しく報じた。その中で、男性の性交経験率が5割を超える年齢は「29歳」で、2008年の「23歳」より一気に高齢化したと記載。しかし、日本家族計画協会が18日、データ集計に一部誤りがあったと発表した。正しくは、男性の性交経験率が5割を超える年齢は「20歳」で、2008年は「19歳」だった。
女性の性交経験率が5割を超える年齢も「28歳」と報じていたが、正しくは「19歳」だった。毎日新聞は19日夕、ニュースサイトで、ひと段落分を差し替え、訂正記事を出した。時事通信も1月19日付で同じデータを紹介し「特に男性の性交開始年齢が顕著に遅くなっている」と報じていたが、2月19日夕、該当箇所を削除した。
日本家族計画協会の北村邦夫理事長によると、今回の訂正によって、若い男性の性行動への消極化・草食化という分析、評価に影響は出ないと説明している。毎日新聞も見出しや他のデータ、記事本文は訂正していない。
データの誤りは荻上チキさんのラジオ番組関係者の問い合わせで判明し、番組ホームページで告知。日本報道検証機構も、日本家族計画協会より訂正箇所の発表資料の提供を受けた。
日本家族計画協会は「男女の生活と意識に関する調査」を2002年から2年に1度実施。昨年9月、全国の16~49歳の男女3000人を対象に第7回調査を実施し、有効回答数は1134人(男519人、女615人)だった。
毎日新聞2015年2月5日付朝刊15面 ※毎日新聞ニュースサイト記事は一部差し替えられ、訂正が出ている。
時事通信2015年1月19日配信 ※時事通信ニュースサイト記事は19日夕、間違いの部分が削除された。
毎日新聞ニュースサイト2015年2月19日掲載
訂正後、差し替えられた記事(赤で囲んだ部分)
日本家族計画協会の訂正資料
- (初稿:2015年2月19日 19:15)