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ジャンル 江戸東京

八丁堀校

現代社会に活かす「江戸しぐさ」

 おもてなしの再考察

  • 春講座
  • オムニバス
  • 資料配付

越川 禮子(NPO法人江戸しぐさ 名誉会長)
中原 厚生(ジャーナリスト)

曜日 水曜日
時間 15:00~16:30
日程 全5回 ・04月22日 ~ 06月17日
(日程詳細)
04/22, 05/13, 05/27, 06/03, 06/17

目標

200年余り続いた徳川幕府による江戸時代。その時代の繁栄を作り出したのが江戸商人たちであり、彼らの行動哲学が「江戸しぐさ」といわれている。本講座では、この「江戸しぐさ」の本質とその内容を理解し、現代社会にどう生かされているか、また今後どう生かしていかなければならないかについて、ビジネスの経営やマーケティングにもふれながら考察していく。

講義概要

講義に際しては、まず「江戸しぐさ」が生まれた背景や具体的な内容を紹介する。特にNPO法人江戸しぐさ名誉会長 越川禮子氏をお招きして、その秘話を語ってもらいたい。さらにこの「江戸しぐさ」を江戸時代の商人たちがどう商売や人間関係に生かしていったか、明治時代以降の近代化や終戦後の経済大国化が進んでいく中で「江戸しぐさ」がどう生かされたか、などについて、特に企業の経営方針やマーケティング面から考察していく。また、2020年東京五輪招致に成功した際に「おもてなし」という言葉が使われたものの、その本質が理解されないままに流行語と化したが、この「おもてなし」には「江戸しぐさ」との共通点があるように思われる。「おもてなし」と「江戸しぐさ」、この二つのマナーを通して、真の経済大国、文化大国になるためのポイントを探ってゆく。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/22 「江戸講」について 芝三光師より直接伝承された「江戸しぐさ」の中から、「江戸講」を今回のテーマとする。「江戸しぐさ」の本質的な考え方・生き方は「江戸講」で育まれたという。その成り立ちと背景、内容、意義(目的)をお伝えする。日本人の心に息づく「互助・共生」の精神は、異文化の人々が集まって暮らした江戸城下町で、町衆の自己研鑽の場「江戸講」での学びから「実践哲学」へと練り上げられ、人として(商人として)いかに良く生きるかという手本になっていったと伝えられている。その中で「べからず講」は、江戸商人トップ起業家の心得ゼミナールのようなものであったそうである。その具体的な内容から、人情の機微に通じた奥の深さ、江戸で生き抜く気概を学び取る。
2 05/13 江戸時代の商人とそのビジネス 江戸時代の繁栄を築いた江戸商人の経営哲学などを、江戸しぐさを通して考察する。
3 05/27 明治時代以降の「江戸しぐさ」 明治維新後急速に進んだ日本の近代化。外国人にどう見られたか、当時の生活の中から江戸しぐさを見る。
4 06/03 江戸しぐさとおもてなし 五輪招致で流行語になった「おもてなし」。江戸しぐさとおもてなしには共通点もあり、今の社会生活でどう生かされているかを考察する。
5 06/17 現代の社会・ビジネスに見る「江戸しぐさ」 観光立国を目指す日本。文化的にはまだ先進国入りしていないと見られている。
真の国際社会のリーダーとなるために日本は何をすべきか、江戸しぐさを通して
考える。

講師紹介

越川 禮子

NPO法人江戸しぐさ 名誉会長

1926年生まれ。青山学院女子専門部卒。1966年(株)インテリジェンス・サービス設立、代表取締役社長就任。1986年、アメリカ老人問題のドキュメント『グレイパンサー』が「潮賞ノンフィクション部門」優秀賞受賞。1991年より「江戸しぐさ」の研究執筆、講演活動を続けている。2007年NPO法人江戸しぐさ設立、理事長就任。2012年より現職。

中原 厚生

ジャーナリスト

元テレビ局勤務、報道局でワシントン・ロンドン支局長、政治・経済部記者。テレビ営業にも携わり、種々のテレビマーケティングを開発。関連会社の代表取締役社長を歴任。日本記者クラブ会員。NPO法人「江戸しぐさ」正会員。

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コード 211129

定員 30名

単位数 1

会員価格
一括受講料 ¥11,826
ビジター価格
一括受講料 ¥13,608
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