増田洋一 横枕嘉泰
2015年2月12日07時22分
胃腸の検査でおなじみの消化器内視鏡。約4千億円とされる世界市場のおよそ7割が、福島県にあるオリンパスの工場でつくられているという。最小レンズの直径は、シャープペンシルの芯の太さの半分ほど。そんな繊細なレンズ加工は、受け継がれてきた「匠(たくみ)」の技が支えている。
「レンズ技能道場 ひかり塾」という看板が掲げられた部屋が、会津若松市にある会津オリンパスの工場1階にある。
訪ねてみると、2人の新入社員が顕微鏡をのぞきながら、直径約1ミリのレンズをクリーニングする実習に取り組んでいた。
2006年に発足したこの道場には、道場主の下に師範と師範代が計9人いる。うち5人が女性だ。新入社員らにレンズ加工の基本的な技能を教える。技能継承に苦労する他のメーカーから「勉強させてほしい」という依頼もくるが、企業秘密なので見学は断り、説明にとどめている。
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