女性殺害:「質問したい」誘い出す 女子名大生、事件当日
毎日新聞 2015年01月28日 07時00分
名古屋市千種区の無職、森外茂子(ともこ)さん(77)を殺害したとして、名古屋大学の女子学生(19)が殺人容疑で逮捕された事件で、女子学生が昨年12月7日の事件当日、宗教団体の勉強会が終わった後に「質問をしたいことがある」と森さんを昼食に誘い出していたことが、関係者への取材で分かった。2人はその後、女子学生の自宅アパートへ行ったとみられる。愛知県警は女子学生が森さんを殺害する目的で食事に誘った可能性があるとみている。【山本佳孝、金寿英、駒木智一】
複数の知人によると、森さんは12月7日午前、昭和区での宗教団体の勉強会に、女子学生を連れて参加。勉強会は昼ごろに終了したが、女子学生が「いろいろ質問したいことがある」と話し、森さんと昼食に行ったという。県警は2人が同日午後3時ごろにアパートに着き、直後に事件が起きたとみている。
森さんの夫(81)は同日夜、県警千種署に「夜になっても妻が帰ってこない」と届け出た。関係者の一人は同日午後9時ごろ、警察から事情を聴かれ、その後に女子学生のアパートを訪問。女子学生は森さんの行方について「3時半ごろに帰りました」と話した。女子学生に変わった様子はなかったという。
現場のアパートは2階建てで、女子学生が住んでいた部屋は1階の1K。玄関を入った左側に浴室があり、森さんは洗い場に倒れていた。
森さんを知る人らからは驚きと悲しみの声が上がった。
同じマンションの男性は「顔を合わせば向こうからあいさつをしてくれる人。いつもきっちりした服装で、笑顔の絶えない人だった」。別の女性(63)は「恨みを買うような人ではない」と話した。
知人女性は「とても若々しい人。最近は携帯音楽端末を購入し、使いこなせるようにと一生懸命な様子だった。目標を持って熱心に取り組む人だった」と語った。