ロアッソ熊本 「巻」返す 昨季2得点の屈辱胸に
■「出る試合全部点取る」
J2ロアッソ熊本のFW巻誠一郎(34)=熊本県宇城市出身=が、自身の復活とクラブ初のJ1昇格を誓った。東京Vから故郷のクラブに移籍した昨季はわずか2ゴール。2006年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場したストライカーは巻き返しのシーズンに向けて「出る試合は全部(得点を)取るつもり。激しく、ハードにやりたい」と気合を入れた。
昨季はリーグ戦38試合に出場したが、うち28試合は途中出場で、スタメンを確保できなかった。千葉時代、日本代表でも指揮を執ったオシム元監督の薫陶を受けた巻は、J1リーグ戦3シーズンで2桁得点。日本代表でも38試合8得点をマークした男にとって不本意なシーズンだった。
13位だった昨季チームの総得点はリーグワースト4位タイの45。攻撃力を強化するため、クラブはJ2群馬で昨季リーグ戦20試合7得点の平繁龍一(26)らFW3人を獲得。昨季途中に加入し、7試合4得点のアンデルソン(33)らを含め、前線のポジション争いは激化するが、負けるつもりはない。「切磋琢磨(せっさたくま)してポジションを勝ち取りたい。気持ちはまだ20代。やる気、メンタルでは絶対負けない。まだ成長できる」。最高のシーズンを送るつもりだ。 (泉修平)
◆巻誠一郎(まき・せいいちろう)1980年8月7日生まれ。熊本県宇城市出身。熊本・大津高から駒大を経て2003年、当時J1の市原(現J2千葉)に入団。10年にロシア・プレミアリーグのアムカル、11年に中国リーグの深〓でプレーした。昨季、J2東京Vから熊本に加入。J1通算207試合53得点、J2通算102試合9得点。05年に日本代表に初選出された。184センチ、81キロ。利き足は右。
※〓は「つちへん」に「川」
=2015/01/23付 西日本スポーツ=