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飯田線新駅など盛る 検討会議、基本構想骨子案示す

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 飯田市上郷飯沼北条地区に建設されるリニア中央新幹線中間駅周辺の整備について検討する「リニア駅周辺整備基本構想検討会議」は二十日、市役所で開いた会合で、四つの基本方針を盛り込んだ基本構想の骨子案を示した。

 基本構想では、駅周辺を「信州・伊那谷(ローカル)の個性で世界(グローバル)を引きつけ、世界へ発信する玄関口(ゲートウェイ)」と位置づけ、交流の要となる駅を目指している。

 骨子案で示した基本方針は▽駅勢圏の拡大に向けた交通アクセス及びネットワークの強化▽高度なトランジットハブを形成するとともに、地域の利便性を高める▽信州・伊那谷らしさの感じられる風景づくりを進める▽「伊那谷ブランド」を強化し、発信する−の四点。

 具体的には、県内全体でリニア開通の波及効果を高めるため、JR飯田線の伊那上郷駅−元善光寺駅間に新駅の設置を検討。車を使ってリニア中間駅に来る人たちのために、駅南北に駐車場を設ける。収容台数は現時点で七百五十台と設定し、検討を進める。

 駅舎には県産材を使い、飯田特産の水引などの伝統工芸品も紹介。駐車場の屋上から里山の風景を眺めることができる「見晴らし広場」を設置する案も盛り込んだ。

 また、リニア駅から歩いていける場所に、走行中のリニア車両を見ることができる「眺望の丘」をつくることも検討する。

 駅高架下の空間については約三千平方メートルが利用可能で、一階建て程度の建造物や、歩行者や自動車が南北に横断する道路が設置できる。柱の間隔や賃貸料などがはっきりしないため、JRなどと協議を続けるとした。

◆駐車場設置、屋上に広場

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 飯田市役所で二十日開かれた「リニア駅周辺整備基本構想検討会議」で示された骨子案では、リニア中央新幹線の利便性の活用や、伊那谷らしさを軸にした四つの基本方針が明らかになった。主な内容は以下の通り。

 【駅勢圏の拡大に向けた交通アクセス及びネットワークの強化】▽リニア中間駅と中央自動車道との連携を強化するため、座光寺パーキングエリアにスマート・インターチェンジを設置▽リニア中間駅との結節性を高めるため、JR飯田線の伊那上郷駅と元善光寺駅間に新駅設置を検討する▽リニア駅周辺の道路整備を行うことで渋滞緩和を図る

 【高度なトランジットハブを形成するとともに、地域の利便性を高める】▽周囲の町並みに調和したパーク&ライド駐車場を設け、屋上に見晴らし広場を造る▽リニア中間駅と国道、県道、三遠南信道、中央自動車道、バス・タクシーとのアクセス向上を図る▽オープントップバスやレンタサイクルなど多彩な移動手段を確保▽伊那谷の食・工芸・文化をPRする魅力発信施設の設置▽地域の住みやすさの向上、移転を余儀なくされる居住者の移転先の確保▽効率的でコンパクトな交通広場や駅利便施設の計画、駅高架下の活用

 【信州・伊那谷らしさの感じられる風景づくりを進める】▽県産材、和紙、水引などの伝統工芸を活用した駅空間の形成▽走行中のリニアを見られる「眺望の丘」を形成▽沿道の魅力的な風景づくり▽環境に配慮した次世代のまちづくり

 【「伊那谷ブランド」を強化し、発信する】▽六次産業・先端ビジネスの発掘、誘致、強化▽来訪者を引きつける観光資源の発掘、強化▽伊那谷ブランドを発信するプロモーションの強化▽民間の活力を生かした施設のあり方を検討▽リニア駅周辺整備と連携・補完する都市の魅力づくり

 (石川由佳理)

 

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