社交に時間を費やすほど幸福感は高くなる

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過度な単純化は禁物ですが、ダニエル・カーネマンらのグループが提唱している「U指数」という研究テーマは非常に興味深いものがあります。U指数とは、人が活動している中で、否定的感情が支配的だった時間の割合です。

膨大なデータを集めて、平均的なU指数をつぶさに検討すれば、だいたいにおいて人がどんなふうに時間を使うと、満足感が高いか、あるいは不満の多いものになるかがわかるということになるわけです。

それによると、満足感の高い活動というのは「親交」「仕事の後の交流」「夕食」「昼食」「運動」などとなっています。

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要するに社交的な活動がトップに来るわけです。仕事の後の人づきあいとなると、新橋のサラリーマンはかなり楽しそうだということになります。

▼【参考】Developments in the Measurement
of Subjective Well-Being(PDF英文)
www.iadb.org/res/files/qol/Kahneman_Krueger.pdf

ではどんな活動が不快かというと、最下位から「朝の通勤」「仕事」「帰宅の通勤」「子どもの世話」と続きます。

こうなってくるともはや、通勤をなくすだけで人類の不快指数は確実に減らすことができるわけですが、「仕事」には平均で6.89時間という抜群に長い時間が費やされており、その不快指数が0.211と非常に高くなっているのは、どうやっても言い抜けできないくらい残念な事実ではあるでしょう。私達の現実がそうだ、といわざるを得ないのです。(ちなみに「親交」の不快指数は0.04です)。

時間の使い方を変えることによって、人生をより満足のいくようにしようという発想は、ライフハックに限定しなくても、まず自然な考え方です。

私はタスクシュートユーザーなので、時間の使い方を変えるとなれば、真っ先に振り返りたいのが、繰り返している時間の使い方です。カーネマンの研究を丸呑みにするならなるべく社交の時間を拡大し、仕事のための移動は減らすべきだということになるのですが。