未来のいつか/hyoshiokの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2015-01-04

渋谷川を歩く。ブラタモリ的な。

正月にブラタモリの再放送をやっていた。築地、三田・麻布、丸の内、渋谷をぶらぶら歩いていた。

再放送予定 - ブラタモリ ?京都? - NHK

渋谷2011年初頭頃の撮影なので、ヒカリエや東横線の地下の駅も建築中だ。渋谷川暗渠部分をたどって行く。

そこで、ブラタモリごっこ。

渋谷川系の暗渠マップ

河川&暗渠ルートマップ(渋谷川・古川水系)

新宿から新宿御苑を通って千駄ヶ谷、原宿をへて渋谷にいたる経路。

新宿の天龍寺が起点となる。新宿高校の脇を通って新宿御苑に入る。

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天龍寺にはわき水が出ているところがあって、竹筒で地下水の音が聞こえる。

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新宿御苑の中。枯れているが雨が降れば川になるのだろう。

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下池の東先。手前側は新宿御苑の外になる。これが渋谷川の源流となる。

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新宿御苑を出て、水道局の前に石碑があった。玉川上水について書かれている。明治二十八年に建てられた。

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上記の石碑を説明した石碑。

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右手が新宿御苑。玉川上水から続く暗渠。ほぼ直線。左側には住宅がある。

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渋谷区と新宿区の境。左側が新宿区、右側が渋谷区。正面が南方面になる。渋谷区と新宿区の境が渋谷川になっている。

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暗渠の端にはかつての橋らしきものがある。入り口は塞がれている。

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あやしげな石が並んでいる。橋の欄干の跡か。

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いかにも橋の欄干を発見した。向こう側は暗渠になっている。

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左側の石垣。向こうにはレンガがある。このレンガの下を暗渠が通る。千駄ヶ谷のあたり。

しょぼい公園のあたりにれんが造りの塀を発見したり、不自然な形で欄干があったりして、ここにはかつて川が流れていたんではないかと言う痕跡を見つけたりした。細長い公園はかつての川だったという仮説を打ち立てそれを検証する。地面の傾きを見て、ここには川があったと思いを馳せる。それを繰り返して行くうちにビルの谷間にかつての川が見えてくる。くっきりと見えてくる。直線の道路にたいし、斜めに入ってくる道の向こうに川が見えてくる。

国立競技場から原宿方面に抜ける手前に鳩森八幡神社がある。りっぱな富士塚がある。等高線を見ていて高台と谷があると神社や寺は高台の先にあることが多い。

千駄ヶ谷あたりをぬけ、原宿キャットストリートはまさに渋谷川だったことが見えて取れる。宮下公園から渋谷駅に出て、地下の新しく出来た東横線のホームの上あたりを渋谷川暗渠が流れていると想像するだけで興奮する。

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渋谷駅の地下迷路図。東横線・副都心線渋谷駅の上を渋谷川が流れている。

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渋谷駅の歩道橋から昔の東横線旧渋谷駅方面をみる。すでに旧渋谷駅は撤去されていてJR山手線渋谷駅が見える。

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渋谷川の出口。

都市化は昔の景観を暴力的に破壊して行くが、等高線や地面の傾きにその痕跡を残す。その痕跡を丹念に追って行けば昔の地形が見えてくる。昭和の初期頃の写真はまだかろうじて残っているのでそれをヒントに数十年前の歴史を発掘すると言う作業も楽しい

新宿から渋谷まで渋谷川痕跡を探しながら散歩した。ゆっくり6時間散歩であった。漫画家の江川さんの解説を聞きながら、まさにブラタモリごっこだった。

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