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電気自動車普及へ 急速充電器の設置加速1月10日 11時40分
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新車販売全体のおよそ1%にとどまっている電気自動車の普及を目指して、販売しているメーカーなどは、短時間で充電ができる「急速充電器」の設置を加速させています。
電気自動車は平成21年から日本での販売が本格的に始まりましたが、昨年度1年間の販売台数は新車販売全体の0.9%にとどまっています。
このため販売しているメーカーは、普及を目指して短時間に多くの充電ができる「急速充電器」の設置を加速させています。
具体的には、「日産自動車」がことし3月末までに各地の販売店に350基の急速充電器を新たに設置するほか、「三菱自動車工業」も80基余りを新設することにしています。
また、この2社に加えて「トヨタ自動車」と「ホンダ」の4社が共同出資して設立された会社は、今年度の1年間に高速道路のサービスエリアなどにおよそ2500基を設置して、普及を後押しすることにしています。
業界団体によりますと、全国に設置される急速充電器は、ことし3月末には6000基に上ると見込まれています。
それでもガソリンスタンドの数には及ばず、設置場所も都市部が中心になっており、それ以外の地域も含めて移動先で充電しやすい環境をさらに整えられるかが本格的な普及への課題となります。