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【緯度経度】「黒いサル」と人種差別公言してはばからぬ北の“国家的劣化”

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【緯度経度】
「黒いサル」と人種差別公言してはばからぬ北の“国家的劣化”

 自由世界の言論が受難の時代を迎えている。イスラムを風刺したフランス週刊紙は銃乱射テロで多数が犠牲になり、北朝鮮の最高指導者をからかった米国の映画会社はインターネットでサイバーテロに遭った。韓国では大統領に対する名誉毀損(きそん)で産経新聞前ソウル支局長が在宅起訴された。

 自由世界なはずの韓国としては、イスラム過激派や北朝鮮並みにみられたのではたまらないだろう。司法当局をはじめ早く正気を取り戻してほしいものだ。

 ところで北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に対する風刺映画ともいうべき米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの映画「インタビュー」は、垣間見たところでは荒唐無稽なB級ハリウッド娯楽映画といった内容だ。最後は金正恩暗殺まで登場するので北朝鮮当局を刺激したようだが、サイバーテロによって話題になったため逆に映画はヒットしているという。

 “言論テロ”に対して米国はオバマ大統領まで乗り出して北朝鮮を非難し映画会社を擁護した。これに対し北朝鮮はオバマ非難に熱を上げているのだが、その非難ぶりが実に品がなくえげつない。

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