AERA編集部 小柳暁子
2015年1月4日15時40分
佐村河内守さんのゴーストライター騒動で、昨年、図らずも時の人になってしまった作曲家の新垣隆さん。再出発となる今年、週刊誌「AERA」小山薫堂さん特別編集長号(1月5日発売)の企画で、新曲を作曲した。
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「音符を書く、ということがいたずらがきをするような感覚で好きでした」という新垣さん。初めて作曲したのは幼稚園の時、「みんなでうたおうよ」という曲だったという。
昨年11月に東京都内のライブハウスで行われたライブでは、ショパンが好きだったという小学2年生の時に作曲した「幻想即興曲」風の曲や、小5~6年生の時に作曲したストラヴィンスキー調の「京の幻想」という曲を披露。「京の幻想」は小学生とは思えない前衛的な作風で、早熟な才能がうかがわれた。
「AERA」小山薫堂さん特別編集長号の総テーマは「やさしくなりたい。」。このコンセプトに、「みんなでうたおうよ」という曲名がぴったりだと、編集部は新垣さんが初めて作曲したこの曲を元にした楽曲制作を依頼した。
「小さな子から、なるべく多くの方に親しまれるように、シンプルで楽しい雰囲気で書きました。スタイルは、マンボやチャチャチャといったラテンの起源のものです。『おもちゃのチャチャチャ』といった歌もたくさんありますから、その伝統も意識しました」と新垣さん。
この曲の楽譜は「AERA」小山薫堂さん特別編集長号(1月5日発売)に掲載。同編集部ではこの曲の演奏や歌詞を募集している。問い合わせはAERA編集部、aera@asahi.com(AERA編集部 小柳暁子)
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