若者の~離れが深刻らしい。
数年前からニュースで頻回見るし、~の中身も多様。
様々な物から若者が離れて困ってるらしい。
さとり世代だのなんだの言われてる。
だが考えてもみてほしい。
なんでそんなに離れちゃうのか。
私の周りの若者や最近まで若者だった者には欲しい物はたくさんある。別に無欲でもない。欲しいものでリーズナブルなら買っている。
なぜリーズナブルが条件につくかといえば、金がないから安くもなく上質でもないどっちつかずの半端な物は買えないからだ。
これはいいな、これはありだな、これなら買えるな、と思えなきゃ買いません。
でもそれって当たり前ですよね?
ではこれはいいな、これはありだな、買えるな、と思いコスパの面でも納得したら買うときは買う若者がなぜ~離れをするのか。
それは本当に単純な話で、これはいいな、ありだな、これなら買えると若者に思わせる製品を貴社、貴業界が作れていないからだと思いますよ。
先日こんなツイートをしました。
ちょっと前まで若者だったけど、若者が離れてるんじゃなくてお前らが若者から離れてるんだってば。
— あぶらあげ (@r8_notsuka) 2014, 11月 12
企業も不況であんまり若者雇わない時期が続いたじゃん?
社内に若者が少ないじゃん?
社内に若者の感覚が入らないじゃん?
若者にウケる商品がわからないじゃん?
若者に売れるわけないじゃん?
— あぶらあげ (@r8_notsuka) 2014, 11月 12
若者の意識が入らず若者に響かない。
離れてるのは若者ではなくて企業や製品の側ではないかという仮説です。
ところでダサピンク現象って知ってますか?
脱ダサピンク宣言ーその1 by はるこな | ShortNote
脱ダサピンク宣言ーその2 by はるこな | ShortNote
先日Twitterの私のタイムラインでは、布団の花柄のコレジャナイ感がひどいという話題がでました。
実際あれなんなんすか・・・誰得?製品はいいのに。
女性ならピンク、女性なら花柄・ハート柄、という年配の男性(決定権を持っている層)の思い込みから発生したデザインが、女性から見たら絶妙にダサくて使い物にならない、なんなら使うのが恥ずかしいという現象です。
どこのどの製品かはあえて言いませんが世の中に数多くあります。
(一個だけいうとウィメ○ミクスのラッピング電車は本当にひどい。あのデザインだけで女性活用の当事者不在ぶりが透けて見える。)
多くの場合、ピンク色、花柄・ハート柄には罪が無く、なぜこの商品にこのピンクなのか、なぜこの花柄なのか、このハート柄なのか、ピンクならなんでもいいわけじゃないしなんでもピンクならいいわけじゃねーぞというパターンです。
当事者不在の産物です。
これが職場に若者がいない、いても意見が採用されないことによって若者市場にも起こっていることは、何のデータもなくともダサピンク経験豊富な者なら容易に想像がつきます。
つまり市場調査などで好みの傾向はつかめているものの、絶妙にズレてる可能性があります。
若者の~離れは当事者不在が原因ではないのか?
私が仮説を出しましたので、ソースがないと納得できない人や機関が調べてくれるのを待ってます。
ちなみに若者は政治からも社会からも離れてるつもりはない。離れてるのはそっちだ!
<参考>
若者に選挙は「無理ゲー」じゃないか | 「若き老害」常見陽平が行く 今さらサラリーマン解体新書 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト