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【プロ野球】

金子が右肘手術へ 争奪戦に影響?

2014年11月26日 紙面から

イベント終了後、取材に応じるオリックス・金子千尋=大阪市内のホテルで(神子素慎一撮影)

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 国内フリーエージェント(FA)権を行使したオリックスの金子千尋投手(31)が25日、大阪市内で球団イベントに参加後、今月末にも右肘の遊離軟骨を除去する手術を受けることを明かした。全治は3カ月の見込み。23日に違和感を覚え、この日の午前、神戸市内の病院でCT検査を受けて遊離軟骨が見つかった。24日に進路を国内に絞ったことを表明したが、右肘は2011年2月にも遊離軟骨の除去手術を受けており、今後の交渉に影響を及ぼしそうだ。

 今オフ最大の注目を集める金子にアクシデントだ。「23日に球団の健康診断が終わった後、帰って着替えている最中に(右)肘に違和感を覚えました。(2011年に)手術をした時と同じ感じ」。神妙な面持ちは最後まで崩れなかった。

 この日の午前、神戸市内でCT検査を受けた。「小さめの遊離軟骨が見つかった。複雑なところにあるわけではなく、早く手術を受けたら早期復帰が可能だという判断になりました」と説明。今後は28日にセカンドオピニオン(別の医師の診断)を求める予定。回避の可能性も残っているが、現状では今月末にも2度目のクリーニング手術を受けることが濃厚だ。

 全治について、瀬戸山球団本部長は「一般的には3カ月。早く治してもらって、できたら来年スタートから」と話した。来春のキャンプは厳しいが、順調なら来季開幕には間に合う可能性がある。

 金子は前日、今オフのポスティングによるメジャー移籍断念を表明した。その理由についてこの日、「国内球団から熱心な言葉をいただいて、来年はオリックス含めて日本で頑張っていこうと、21日に強く思った」と、右肘とは無関係であることを強調した。

 進路については「これからも国内の球団の話を聞かせてもらって、報告できれば」と話すにとどめた。一方、瀬戸山球団本部長は「交渉の話はちょっと保留せんとしゃあない」と長期化を覚悟。突然の受難は、今後の展開に大きな影響を与えそうだ。 (五島大裕)

 

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