「iPhone 5c」を製造するFoxconnとWistronが、同製品の製造を徐々に縮小し、2015年半ば頃に終了する予定だという。MacRumorsが米国時間11月26日、台湾のIndustrial and Commercial Timesの記事を引用しながら報じた。
Appleは2013年に、「iPhone 5s」よりも低価格で機能が限定されたバージョンとしてiPhone 5cを発表。iPhone 5cは、iPhone 5sに搭載されている指紋認証機能「Touch ID」や高速プロセッサ「A7」を採用していない。5色展開で発売されたiPhone 5cは当初、99ドルだったが、現在ではAppleが3月に投入した8Gバイト版が、2年間のワイヤレス契約付きで無料で提供されている。
生産中止の具体的な理由は明かされていないが、Appleが新機種発売後に旧機種を段階的に廃止するのはよくあることだ。
iPhone 5sに魅力を感じるユーザーの方が多かったらしく、iPhone 5cの売れ行きは少なくとも発売当初は期待を下回っていた。調査会社CIRPが1月に発表した調査結果によると、2013年第4四半期に売れたiPhoneの内訳は、iPhone 5sが59%だったのに対し、iPhone 5cは27%だったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。