ウェブブラウザ「Firefox」の開発者らは、検索実行に使用されるデフォルトの検索エンジンとともに検索インターフェースの変更に取り組んでいる。
Mozillaは先週、米YahooをFirefoxのデフォルト検索エンジンにする提携を米国で発表したが、今週に入り、その検索結果を得るためにユーザーが使用する検索ボックスに対する変更も発表した。
Firefoxユーザーエクスペリエンスチームに所属するPhilipp Sackl氏のブログ投稿によると、ユーザーが検索語を入力し始めると、Firefoxは検索候補のリストをより整理された形で表示するとともに、その下に検索を実行できる検索エンジンを表示するという。Sackl氏は米国時間11月25日付けの投稿で、「Firefoxは、選択の自由を重視する。新しいUIによって、検索はかつてないほど柔軟で強力になる」と述べ、同機能が「まもなく」提供される予定だと付け加えた。
Firefoxは、検索ボックス下の検索サジェスチョンエリアにタイルとして検索エンジンのオプションを目立つように表示する。
提供:Mozilla
追加で表示されるタイルは、Google、Bing、Amazon、DuckDuckGo、Twitter、Wikipedia、eBay、Yahooなど、Firefoxに既に組み込まれている検索オプションだ。現行のブラウザと同様に、他の検索オプションも追加可能だ。
検索はこれまで、ブラウザに付加された便利な機能にすぎなかった。しかし今、その利便性が向上し、ユーザーが検索エンジンにますます依存するようになるにつれ、重要な存在となっている。ブラウザは、検索エンジンの単なるフロントエンドをはるかに超える存在だが、検索が最も多いアクティビティであることは間違いない。Firefoxユーザーの検索数は、年間1000億件を超える。そのため、検索の効率化や拡張は、Firefoxユーザーと、ユーザーが利用する検索エンジンにとって重要なことである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。