JAGDA主催の「1965ペルソナの時代とグラフィックデザイン」というトークイベントに行く。
1965年に行われた「ペルソナ展」こちらに簡単に説明が。→ (Click!) これに参加した中の6人の神様 (永井一正・勝井三雄・宇野亜喜良・細谷 巌・和田 誠・横尾忠則(敬称略))が集合。 (絵はクリックしたらちょこっとだけデカくなります。) 60〜70年代、戦後の復興と共に、パワーを一気に爆発させ、世界的に飛躍していった 日本のグラフィックデザインの基礎を築いたまさに当事者!時代の寵児!デザイン界の巨人! ド天才たちが目の前に! 「ペルソナ展」の前身ともなったグラフィック55の事、日宣美やペルソナ展の 裏話とその作品紹介、お互いの作品はいいだのよく分からないだの、東京オリンピックの マークとポスター(亀倉さんデザイン)はやっぱすげーな話やら、世界デザイン会議の 裏話、その時細谷さんがデザインした日本の美を紹介する冊子の事、21の会やNDC発足 時の話、今は亡き亀倉さん勝見勝さん木村恒久さんの事など… 横尾さんの日記にもあるように同窓会のように時には笑いもおこったりして とっても楽しいトークではあったけれど、やはり当時、お互いを牽制し 仕事をしつつも情報収集や作品作りを怠らず、楽しみながらも実は常に ピリピリヒリヒリとしたスリリングな関係だった事はすごく伝わってきた。 細谷さんの「親しき仲にもレベルあり」という言葉はそれを象徴しているようだった。 私はずっと、6人の話をメモも写真も撮らず始終ニタニタ聞いていただけなので 家に帰ってから本棚を引っ掻き回して探すも、あんまりちゃんと説明された 本は出て来ず、未だにモヤモヤしている。
作家性を持つ天才デザイナーたち(天才イラストレーターたち)が
世の中の先頭にたち、時代や文化も引っ張って、企業も一般人も 巻き込むような巨大なムーブメントを生み出す40〜70年代の日本。 見たり聞いたり調べるのが楽しくて仕方ない。 なんでこんなに惹かれるのかな。 究極のアナログが今とても美しく、新鮮に感じる、というのもあり。 あの時代の疾走感を体感出来てなんだか血がたぎる、というのもあり。 イラストレーターとして、私だってもっと発信出来るものがあるかもな。 それは自分次第だけど。デザインなんてわかんない、とか言ってたら だめだな、とは最近切実に感じてたし。 と、まだまだ勉強したい事はいっぱいある。てか、こんな事は 学生の時やるべきだったのだけど、今の方が俄然入ってくるんだから 仕方ない。 そんなわけでこのあたりを読むと、その頃の感じちょっとわかるー というサイト。 永井一正さんのポスター沢山サイト (Click!) 細谷巌さんの事わかるサイト (Click!) 永井さん横尾さん宇野さんのトーク(NDCのサイト) (Click!) 勝井三雄さんのサイト (Click!) ほんと読んでると楽しいしワクワクする。 長くてごめんなさい。でもほんと面白いしこの人らほんとスゲーんだもの。 私の単なる勉強欲ってだけの資料探しはまだ続く。 |