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体の知性を取り戻す 講談社現代新書
 
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体の知性を取り戻す 講談社現代新書 [Kindle版]

尹雄大
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

紙の本の価格: ¥ 799
Kindle 価格: ¥ 648 (税込)
OFF: ¥ 151 (19%)
ポイント : 64pt (10%)
販売: 株式会社 講談社
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商品の説明

内容紹介

小学校入学と同時に覚えた「小さく前へならえ」。それ以来ずっと、私たちは社会が求める「正しい」鋳型に自分の体をあわせてきた。その結果、何が本来の自分なのか、わからなくなっている。自分の体は、自然界最大の謎なのだ。あらかじめ体に装備された力とは何か? どうすればそれを取り戻せるのか? 気鋭のライターが、自らの武術体験から、体に眠っている能力の引き出し方を明かす。(講談社現代新書)

内容(「BOOK」データベースより)

柔道、キックボクシング、古武術、韓氏意拳…あまたの武道遍歴から考え抜いたいまを生きのびるために大切なこと!

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 955 KB
  • 紙の本の長さ: 102 ページ
  • 出版社: 講談社 (2014/9/26)
  • 販売: 株式会社 講談社
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00NV7KY7S
  • Word Wise: 有効にされていません
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: Kindleストア 有料タイトル - 841位 (Kindleストア 有料タイトルのベストセラーを見る)
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カスタマーレビュー

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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心に「謎」の灯を点す。 2014/9/26
投稿者 necogs
形式:新書
フリーランサーのインタビュアー/ライター尹雄大氏の新著は、「小さく前へならえ」の号令に象徴されるぎこちなく縮こまった体、扱いやすいよう製品化された体から、かつて幼子の頃誰もがそうであったように体中で世界を感じ、屈託なく笑ったり泣いたりできていた体をもういちど目覚めさせようとする試みである。
著者がさまざまな武術を通して生きることのわからなさを探っていく体験を追ううちに、自分が慣れ親しんだ「現実」を現実のすべてと思いこみ、苦しくてもそこに依存さえしていたことに気づき、眠りから覚めるように心と体が軽くなっていくのが感じられた。
武術を学ぶひとや医療など体を専門に扱うひとたちだけでなく、学生や主婦やフリーターや、日々の暮らしのなかでなんとなく言葉にできない違和感や微妙なしんどさを感じているひとにこそ本書を勧めたい。
与えられた「正しさ」に照らし合わせては不安になることから離れ、自分の感覚に耳を澄ませて、ただの体で歩きはじめようとするとき、未知の暗がりのなかで静かに手を添えてくれるはずだから。
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 葆光の世界 2014/9/27
投稿者 RuJIang
形式:新書
電気が足りないと言いながら、世の中はなんでこんなに明るいんだろう。
強烈な光を当てて白黒をはっきりさせ、分析して、知見を獲得し よりどころとする。
身体に眠っている能力を引き出すためのノウハウを期待した読者は失望するだろう。
著者はまず読者を山陰地方の闇夜 にいざなう~
そして白黒の判別のつかない世界を垣間見せる。
この本は読者を選ぶ、
社会のルール、実用的な健康、運動、トレーニング方法に違和感を覚えていた方には
腑に落ちるところがあるはずだ。
私には 中国古典、荘子の「斉物論」にある 葆光の世界への入門書に思えました。
よりどころのない世界に足を踏み入れる勇気のある方にお勧めします。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 世界に違和感があるなら読むべし 2014/9/29
投稿者 テンガロン
形式:新書
著者が語るのは彼個人の紆余曲折の武術経験から導かれたことであるが、それが私が心身について感じていた違和感を見事に説明してくれていた。
そしておそらく私だけでなく、現代人ならほとんどの人が彼の身体観に頷くことが多いのではないだろうか。
とにかく面白い。著者の優れた"体験の編集力""胆力""言語能力"に感謝します。本当に難しい仕事をされていると思う。
武術に興味がないという人も読むのが得だと思う。語られているのはつまり、生き方のことだからだ。
教育に始まり、様々な常識や思い込みが染み込んだ体を認識し、そこから人それぞれ、新しく広い世界が始まるのではないか。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 物足りない 2014/9/28
投稿者 qqq
形式:新書
こういう分野には前から興味があったので、そういう立場から言うと、ちょっと物足りない。
武術の世界に入る動機や、その遍歴には共感するものがあったが、武術に興味ない人にはどう読まれるだろうか?
「体に関する教科書」を目指して書かれたということだが、「韓氏意拳への案内」みたいな本になっている。
「マスクをつけたら空間の認識が変わった」ということが書いてあったが、こういう、だれでも実験できるようなことをももっと取り上げて欲しかった。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「正しさ」「現実」を見直す 2014/9/25
形式:新書
様々な格闘技、武術を経験した著者が「体に関する教科書」をテーマに書いた本です。

まえがき、本編、あとがきと読み進めるうちに世に溢れる「正しさ」「現実」を見直す必要がある事が見えてきます。
就学後すぐに「小さく前へならえ」「よく考えてからものを言いなさい」に違和感を覚えたという著者のユニークな着目も面白いです。

著者の前作「FLOW 韓氏意拳の哲学」に比べると文の構成や言葉遣いが解りやすくなっていて読みやすかったです。
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