くまにちコム:熊本のニュース速報なら熊本日日新聞

テキスト版サイトマップ


くまにちコム トップ > 熊本のニュース > 民間バスIC乗車券、来年4月 電子マネーにも


地域ニュース

民間バスIC乗車券、来年4月 電子マネーにも 2014年11月19日

民間バスIC乗車券、来年4月 電子マネーにもの写真、図解
ICカード乗車券の運用開始を発表した県内バス5社の記者会見=19日、熊本市の熊本交通センターホテル
 県内の民間バス5社は19日、ICカード乗車券「熊本地域振興ICカード」の運用を来年4月1日に始めると発表した。愛称は「くまモンのICカード」。熊本市電が採用している全国相互利用型とは異なり、県内のバス・電車しか乗車できないが、地域の商店街や商業施設で買い物に使える電子マネーの機能を充実させた。

 九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの全路線と熊本電鉄の電車、九州産交の熊本-福岡の高速バスで利用できる。

 熊本市電での利用開始は、当初予定より4カ月遅れの8月になる見通し。16年3月からは、全国型カードで5社のバス・電車を利用できるようにする。既存のプリペイドカード「TO熊カード」は当面、併用した後、廃止する。

 電子マネー機能は、加盟店での支払額に応じ、バス・電車の利用と共通のポイントがたまる。買い物と乗車のいずれにも利用できるのが特徴。運用開始時に300店を目標に、県内の商工団体や観光施設に加盟を呼び掛けている。

 九州産交バスの森敬輔社長は、会見で「利便性の向上や地域の活性化を目指し、サービスの充実に努めたい」と話した。

 IC乗車券をめぐっては、熊本市とバス5社が方向性の違いや資金面から別々のカードを選択。市電とバスでの相互利用や観光客らの利便性向上を求める声を受け、機能の改善を図っている。費用は約7億6千円で、8割を国の補助金と県、市の負担で賄う。(小林義人)


熊本のニュース記事一覧


フォトニュース



個人情報保護方針著作物の利用についてお問い合わせ

↑このページの先頭へもどる


「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。

Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun