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2020年 訪日外国人2000万人が目標
11月19日 17時54分

2020年 訪日外国人2000万人が目標

政府は、「観光立国」の実現に向けて、東京オリンピック・パラリンピックが開催される6年後の2020年に日本を訪れる外国人旅行者を2000万人にまで増やすことを目標にしています。

このところの円安や東南アジアからの旅行者へのビザの発給要件が緩和されたことなどを受けて、外国人旅行者はこの10年間で倍増しました。
一方、目標を達成するには受け入れ態勢に課題があります。
まずは、外国人旅行者を地方にどう呼び込むかです。
観光庁によりますと、外国人旅行者は、東京、大阪、京都などを巡るいわゆる「ゴールデンルート」と呼ばれる都市圏に集中しています。
特に東京では旅行者が急激に増えたため、時期によってはホテルの予約が取りにくかったり、貸し切りバスが足りなかったりする事態が生じています。
このため、観光庁は、地方の観光資源を海外に売り込もうと、複数の都道府県をまたがる新たな周遊ルートの検討を進めています。
また、外国人にとって旅行しやすい環境を整えることも欠かせません。
スマートフォンなどを使ってインターネットで観光情報を入手する外国人旅行者からは、無料の公衆無線LAN環境が少ないという不満の声が多く聞かれることから、観光庁は、2020年度までに公衆無線LANを主要な空港と新幹線の停車駅で整備していくことにしています。
このほかにも、交通機関や観光施設の案内板に複数の言語を表示することや外国人を観光案内する国家資格の通訳案内士を増やすことなども求められています。

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