New York Public Library(NYPL/ニューヨーク公共図書館)の電子書籍貸出アプリ開発チームが作ったカバー生成ツールを紹介します。
なぜツールを開発したか?
NYPLでは、多くの電子書籍コンテンツは、Project Gutenbergのようなパブリック・ドメイン・サイトから取得しています。
しかし、そこにあるカバーイメージは良いものがないため、生成ツールを開発しようと考えたそうです。
どんなツールか?
アルファベットと対応する図形が用意してあり(たとえば「A」は「四角」など)、書籍タイトルに含まれるアルファベットをもとに図形を描画するようにプログラミングされています。
この発想はコモドールのパソコン・キーボードにインスパイアされたもの。
ソースは、iOSバージョンとProcessingバージョンがGitHubで公開されています。
Processing版を試しに実行してみると、色や明るさを調整する画面が現れます。
色はメインカラー(背景色)と補色(図形)で構成されています。
まだ実験プロジェクトではありますが、公共図書館がこうした試みをしているのがいいですね。
もっと内容を知りたい人は、NYPLのブログを読んでみてください。
Generative eBook Covers | The New York Public Library
NYPL関係で、以前、学生の試みを取り上げたのであわせてどうぞ。
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